徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    新興再興感染症学

科目番号00013担当教員名小田 真隆単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
【授業概要】
近年、国際交流の進展に伴い、これまで遭遇しなかった病原体に感染する機会が増え、新たな感染症、すなわち、新興感染症の出現を招いた。また、抗生物質の開発に伴い鎮静化されていたと考えられていた感染症、すなわち、再興感染症の増加が社会的な問題となっている。さらに、耐性菌の出現に伴い、院内感染症対策も感染防止における重要課題となっている。本講義では、これらの病原体の詳細、さらに、感染症対策について紹介する。
【養成したい人材像と履修目標】
現在問題となっている様々な感染症を学ぶと共に、臨床で多く使用されている抗生物質の適正使用のための投薬設計に関する基本的な考え方を有した人材養成を行う。
【関連授業科目および連携】
「細菌病原因子学」:様々な細菌毒素の病原性発現メカニズムについて、分子生物学的手法、構造生物学的手法で得られた知見に関する授業は、本分野に近接しており、感染症に関して多面的に学ぶことが出来る。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】新興再興感染症概論 近年問題となっている感染症に関する概要集中講義 
【2】感染症学1 新興再興感染症に関する講義(HIV、インフルエンザなど)  
【3】感染症学2 新興再興感染症に関する講義(結核、マラリアなど)  
【4】感染症学3 発生頻度の高い感染症に関する講義  
【5】感染症学4 敗血症に関する講義  
【6】予防接種 予防接種に関する全般的な講義  
【7】薬剤耐性学1 薬剤耐性化機構の概要  
【8】薬剤耐性学2 薬剤耐性化機構に関する最新知見  
【9】薬剤耐性学3 耐性菌に関する各論  
【10】薬剤耐性学4 耐性菌に対する対策(院内感染症対策)  
【11】感染症治療5 細菌感染治療<投薬設計について>  
【12】感染症治療6 細菌感染治療<投薬設計について>  
【13】感染症治療7 ウイルス感染治療<投薬設計について>  
【14】感染症治療8 真菌感染治療<投薬設計について>  
【15】消毒薬 消毒剤に関する基礎と応用(現場での使用状況について)  
評価方法
講義中の討論の内容及び平常点などを総合的に評価する。
教科書
「絶対わかる抗菌薬-はじめの一歩-」矢野晴美著 羊土社 ISBN:978-4-7581-0686-3
必要に応じて、プリントなどを配布
参考図書
国立感染症研究所の感染症情報センターの情報を参考とする。
備考
授業計画の数項目を外部講師に依頼することがある。