徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    先進医療薬学特論B

科目番号00021担当教員名丸山 徳見単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次1,2年
授業概要
先進医療薬学特論Aに続き、RNA型動物ウイルスが原因の疾病について、インフルエンザウイルスの流行の型、病原性、また、代表的な2つの治療薬の特徴を述べる。一方、DNA型動物ウイルスが原因のB型肝炎、ヘルペスウイルス感染症について、新しく開発された治療薬を中心に述べる。最後に、21世紀におけるウイルス感染症との戦いについて、討論する。
到達目標
インフルエンザの概要を説明し、現在、臨床的に用いられている治療薬の作用機序を述べることができる。また、代表的な2つの治療薬の投与方法が異なる理由をその化学構造から説明できる。一方、B型肝炎、ヘルペスウイルス感染症について、新しく開発された核酸系治療薬を説明できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】DNA型およびRNA型動物ウイルスの復習講義インフルエンザ、B型肝炎、ヘルペスの原因ウイルスを調査する
【2】インフルエンザウイルスの変異株とパンデミック講義パンデミックの歴史を整理する
【3】インフルエンザと普通感冒(かぜ)講義インフルエンザと普通感冒(がぜ)の違いに調査する
【4】インフルエンザウイルスの構造と変異のメカニズム講義変異のタイプと変異を起こしやすい理由を整理する
【5】ノイラミニラーゼの役割とその阻害薬講義ノイラミニラーゼの役割を整理する
【6】抗インフルエンザ薬(1):オセルタミビルリン酸塩講義シアル酸とオセルタミビルについて、化学構造の類似性を調査する
【7】抗インフルエンザ薬(1):ザナミビル講義ザナミビルとオセルタミビルの化学構造、投与方法の違いを整理する
【8】トリインフルエンザ講義トリインフルエンザの強毒性について、調査する
【9】B型慢性肝炎の病原性と原因ウイルス(HBV)講義ウイルス感染症関係の教科書でHBVのライフサイクルを調査する
【10】B型慢性肝炎の治療講義B型慢性肝炎に関する臨床概念の変遷を整理する
【11】B型慢性肝炎治療薬:核酸アナログ製剤講義ラミブジン、エンテカビル、アデフォビルを調査する
【12】テノフォビルのウイルス感染症治療効果講義テノフォビルによるB型慢性肝炎、HIV感染症の治療効果を整理する
【13】ヘルペスウイルス感染症講義様々なヘルペスウイルス感染症を整理する
【14】新しいヘルペス治療薬:ファムシクロビル講義ファムシクロビルの化学的な特徴を調査する
【15】21世紀におけるウイルス感染症との戦い講義議論した内容を整理する
評価方法
授業態度、授業中の質疑応答
教科書
特になし、適時、必要なプリントを配布する
参考図書
備考