徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    卒業実習

科目番号00027担当教員名備考欄記載の教員単位15単位
科目群専門必修・選択必修開講期通年 対象年次4年
授業概要
3年生の前期終了時に各自が志望する講座に配属され、4年前期から始まる卒業実習に向けて、講座単位での学習や生活について半年間の準備教育を受ける。4年生前期から各自の希望と適性を考慮して、実験を主とするコース(実験コース)と調査研究を主とするコース(文献コース)に分かれて、配属講座における卒業研究の指導を受ける。
3年生までは、主に、既知の科学的事実や確立した自然法則を授業や薬学実習を通して学んで、理解することが目的であり、知識と技能の修得が中心となっていた。しかし、将来社会で薬学教育を受けた者が医療人として活躍するためには、単に高度な知識がある、技能を備えているだけでは不十分であり、修得した知識や技能を、応用・発展させ、社会に役立てることが必要である。
 卒業研究において、実験コースでは、一つの研究テーマのもとで、これまでに修得した知識を生かし、自ら思考し、手を動かし、科学することの楽しさと科学の奥深さを体験するとともに、研究を進める過程で度々出会う問題を解決する能力を養う。このような経験の繰り返しによって、将来社会で創造的に活動できる大切な基盤を築くことができる。
また、医療の現場で薬剤師として活躍する際には、単に薬の化学的性質に関する知識を持った職業人としてだけではなく、薬を適性に利用して病気の治療に役立てる、すなわち医師や看護師等の医療スタッフで構成される医療チームの一員として、患者さん中心の適正な薬物療法に深く関わることができる信頼される専門家でなければならない。すなわち、医薬品の品質、有効性、安全性、適正な使用に責任を持って対処できる高度な専門知識を備えていることが要求される。そのためには、薬や疾病を取り巻くあらゆる情報を適切に収集し、情報を読み取り、適正な薬物療法に役立てるための正しい情報を患者さんや医療チームのメンバーに提供できなければならない。文献コースでは、このような薬剤師としての重要な責務を全うするために必要とされる知識や技能を修得し、情報を適切に理解して伝達できる能力を養う目的で、文献調査研究を行う。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】(1回〜60回)実験コース:配属講座の研究テーマに沿って、講座教員の指導のもとで、実験研究を行う。(自ら考え、手を動かし、これまでに修得した知識と技術を利用して研究を進めることができる。研究の進め方、経過、結果についての考え方を、指導教員に正確に伝達し、討論することができる。)  
【2】(1回〜60回)文献コース:配属講座の教員から与えられたテーマについて大学図書館の蔵書やインターネット等を活用して文献調査研究を行い、得られた情報から適切な情報を整理してまとめる。(与えられたテーマに沿って、必要とされる情報を適切な手段を用いて収集することができる。収集した情報を整理して、必要とされる適切な情報を取りまとめることができる。得られた正しい情報を正確に伝達することができる。)  
【3】(61回〜300回)演習講義および演習試験:卒業研究と平行して、4年生前期までに修得した科目の総まとめとして、修得した知識を総合的に応用して問題解決を目指す演習を行う。(これまでに修得した知識を総合的に応用して問題を解決することができる。)  
評価方法
卒業研究(実験コース・文献コース)、演習講義、演習試験のすべてについて、出席状況、到達度などを総合的に評価し、最終的に4年生の後期に実施する卒業試験の合格をもって卒業実習の単位修得とする。
教科書
後期は配布資料等を用いる
参考図書
備考
前期は各講座それぞれの教員が個別に担当する。後期は、香川薬学部教員全員が担当する。