徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    日本語の文体

科目番号00028担当教員名青木 毅単位2単位
科目群資格必修・選択必修開講期前期 対象年次3年
授業概要
【授業概要】日本語の表記様式・文体は,中世に成立した漢字仮名交じり文・和漢混淆文が基本となって,多様化の方向で発展してきている。古代・中世を中心に,漢字仮名交じり文・和漢混淆文の成立・発展の過程をたどりつつ,表記様式・文体の変遷を概観する。その際,表記様式と文体との相関性に注目しながら,表記の変化が日本語の文体をいかに変化させたかを見ていく。
【到達目標】「文体」とは何かを理解することにより、現代語で文章を書く場合においても、「表記」のあり方に気を配り「文体」を書き分ける意義を理解してもらうことを目指す。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】イントロダクション講義(予習・復習においては、下記の参考書をはじめとして、授業時に提示する文献を参照してもらう) 
【2】表記と文体  
【3】漢字の伝来  
【4】漢字による日本語の表記(1)  
【5】漢字による日本語の表記(2)  
【6】日本語文の成立(1)─漢文訓読文  
【7】日本語文の成立(2)─変体漢文  
【8】日本語文の成立(3)─万葉仮名文  
【9】万葉仮名文から平仮名文(和文)へ  
【10】和文の特色(1)  
【11】和文の特色(2)  
【12】和文の特色(3)  
【13】和漢混淆文の特色(1)  
【14】和漢混淆文の特色(2)  
【15】まとめ  
評価方法
出席状況,筆記試験
教科書
参考図書
秋本守英編『資料と解説 日本文章表現史』(和泉書院)3,000円+税
備考