徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    創薬機器分析学

科目番号00030担当教員名田中 正巳単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
天然物質および合成物質を単離し,各成分の化学構造を明らかにすることは,医薬品開発を遂行するために重要なステップである.現在,構造解析を行うための多く分光法があるが,紫外可視分光法,赤外吸収分光法,質量分析法,核磁気共鳴法から得られるスペクトルを複合的に解析することにより,立体構造まで含めた有機化合物の化学構造についての情報を得ることができる.本講義では,各分光法に関する原理からスペクトル解析までを演習形式で行うことにより,構造解析法の理解を深めることを目的とする.
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】機器分析法概説 (スペクトル測定の原理)演習講義形式 
【2】紫外可視吸収スペクトル1 (原理と方法)  
【3】紫外可視吸収スペクトル2 (波形解析)  
【4】赤外吸収スペクトル1 (原理と方法)  
【5】赤外吸収スペクトル2 (フーリエ変換によるスペクトル作成)  
【6】赤外吸収スペクトル3 (最大エントロピー法によるスペクトル作成)  
【7】質量分析法1 (原理と方法)  
【8】質量分析法2 (スペクトル解析)  
【9】核磁気共鳴スペクトル1 (原理と方法)  
【10】核磁気共鳴スペクトル2 (一次元プロトンNMR分光法)  
【11】核磁気共鳴スペクトル3 (一次元炭素-13CNMR分光法)  
【12】核磁気共鳴スペクトル4 (二次元NMR分光法1−COSY,NOESY)  
【13】核磁気共鳴スペクトル5 (二次元NMR分光法2−HMQC,HMBC)  
【14】核磁気共鳴スペクトル6 (二次元NMR分光法3−INADEQUATE)  
【15】総括的スペクトル解析 (各種スペクトルを用いた複合的な構造解析)  
評価方法
提出レポート及び平常点などを総合的に評価する.
教科書
必要に応じて、プリントなどを配布
参考図書
備考