徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    応用生物学B

科目番号00064担当教員名箕田 康一単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期後期 対象年次1年〜
授業概要
新聞・テレビ・インターネットなど情報が氾濫している現代社会では、生命科学に関する怪しげな情報や似非科学も少なくない。これらの正否を自ら判断ためには、生物学の正しい知識を取得している必要がある。応用生物学Bでは、動物の個体発生を中心に講義を展開し、1個の細胞である受精卵が、いかにして生物を作り上げていくのかを学ぶ。
到達目標
以下の全ての項目を満たすことを目標とする。
(1)精子と卵の違い(構造、機能、分化様式)を述べることができる。
(2)生殖細胞の起源を説明することができる。
(3)ウニを例に挙げて受精で起きている現象を説明する事ができる。
(4)カエルを例に挙げて、形態形成を概説する事ができる。
(5)寿命と老化の仕組みを説明する事ができる。
(6)生命倫理に関して自分の考えを述べることができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】動物発生学の歴史講義(予習)教科書 第5章を読む
【2】精子形成(1)精巣の構造講義(予習)配布プリントで予習
【3】精子形成(2)精子の変態講義(予習)配布プリントで予習
【4】卵形成と卵成熟講義(予習)配布プリントで予習
【5】生殖細胞の起源(1)生殖細胞決定因子講義(予習)配布プリントで予習
【6】生殖細胞の起源(2)始原生殖細胞の移動講義(予習)配布プリントで予習
【7】生殖細胞の起源(3)哺乳類の始原生殖細胞講義(予習)配布プリントで予習
【8】受精(1)卵外皮の構造と機能講義(予習)配布プリントで予習
【9】受精(2)精子先体反応講義(予習)配布プリントで予習
【10】受精(3)単精受精と多精受精講義(予習)配布プリントで予習
【11】受精(4)雌雄核の融合と細胞質の再配置講義(予習)配布プリントで予習
【12】初期発生(卵割)講義(予習)配布プリントで予習
【13】胞胚期講義(予習)配布プリントで予習
【14】原腸胚形成と細胞の分化講義(予習)配布プリントで予習
【15】老化講義(予習)配布プリントで予習
評価方法
定期試験(80%)、毎回行う小テスト(20%)
教科書
「文系のための生命科学 第2版」東京大学生命科学教科書編集委員会 編(羊土社)ISBN978-4-7581-2019-7
参考図書
「基礎から学ぶ 生物学・細胞生物学 第2版」和田勝 著(羊土社)ISBN978-4-7581-2018-0
「Essential 細胞生物学 原著第3版」中村桂子・松原謙一 監訳(南江堂)ISBN978-4-524-26214-4
備考
教科書の第II部を中心に学ぶ。応用生物学A(前期に開講)の単位を取得していることが望ましい。