徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    児童文学

科目番号00066担当教員名上田 穂積単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次4年
授業概要
(授業目的・方針 等)
「児童文学」とは何か。文学と文化の両側面から議論を進める。この講義では、まず「文学」の領域の問題として限定的に捉えるのではなく、文化との関係から広義に考えていく。そのうえで、明治から昭和(戦前)までの流れをたどりながら、近代児童文学について考える。この講義を聴いたことで、〈児童〉とは何か、彼らにおける〈文学〉とは何かを理解し、世代を超えた表現の意味を認識することを目標とする。十分に理解されることで、社会人としの自覚が養成されるはずである。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】「児童文学」とは何か(1)原則講義である。 
【2】「児童文学」とは何か(2)  
【3】明治期の児童文学(1)ー巌谷小波の登場  
【4】明治期の児童文学(2)ー〈子ども〉の発見  
【5】大正期の児童文学(1)ー鈴木三重吉の登場  
【6】大正期の児童文学(2)ー「赤い鳥」の創刊  
【7】大正期の児童文学(3)ー小川未明「赤い蝋燭と人魚」  
【8】大正期の児童文学(4)ー浜田廣介「鬼の涙」  
【9】大正期の児童文学(5)ー千葉省三の位置  
【10】日本近代文学と日本児童文学(1)  
【11】日本近代文学と日本児童文学(2)  
【12】大正から昭和へ(1)ー宮澤賢治の登場  
【13】大正から昭和へ(2)ー「銀河鉄道の夜」  
【14】昭和の児童文学(1)ー新美南吉「おじいさんのランプ」  
【15】昭和の児童文学(2)ー大衆児童文学の問題  
評価方法
出席と期末レポートの内容によって総合的に評価する。
教科書
大藤幹夫編著『展望日本の児童文学』(双文社出版 1800円)を教科書とする。
参考図書
適宜、プリントを配布する。
備考