徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    薬物構造学

科目番号00069担当教員名豊田 正夫単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2年
授業概要
【講義概要】
基本的な化合物の構造解析のために代表的な機器分析法である核磁気共鳴(NMR)スペクトル,マス(MS)スペクトルの基本的知識と,各種測定法の特性を理解しデータ解析のための基本的技能と知識を修得する.

【到達目標】
1.化学物質の構造解析に用いられる機器分析方の特徴を説明できる.
2.NMRスペクトルから得られる化学構造に関する情報を包括的に理解し構造解析に活用する事ができる.
3.構造解析におけるMSスペクトルの役割について説明できる.
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】1H NMR測定装置の構成と測定方法を概説できる.講義 
【2】1H NMRから得られる化学構造に関する情報(化学シフト,積分値,カップリング)の解析ができる.  
【3】1H NMRから得られる化学構造に関する情報(カップリング)の解析ができる.  
【4】1H NMRの応用測定(デカップリング法,重水素交換など)の意味を具体的に説明できる.  
【5】アスピリンなどの1H NMRシグナルの帰属と1H NMRによる簡単な分子の構造解析ができる.  
【6】13C NMRおよび1H NMRスペクトルから得られる化学構造解析のための情報の違いを説明できる.  
【7】DEPTから得られる情報の説明ができる.  
【8】MSスペクトル測定装置の種類と測定方法が説明できる.  
【9】MSスペクトルのイオン化法の種類と各イオン化法の特徴を具体的に説明できる.  
【10】MSスペクトルのイオンの種類,同位体ピークから得られる情報について説明できる.  
【11】フラグメントイオンピークの代表的な生成機構が説明できる.  
【12】メントン,メントール,リモネンの代表的なフラグメントイオンの生成機構が説明できる.  
【13】イオンピークの精密質量分析(高分解能測定)の方法と意義を説明できる.  
【14】コンピュータを利用したMSスペクトルデータによる化合物の同定法について概説できる.  
【15】包括的なスペクトル解析演習ができる.  
評価方法
試験
教科書
パートナー分析化学II(南江堂),プリント
参考図書
有機化合物のスペクトルによる同定法 第7版(東京化学同人)
備考