徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    衛生化学2

科目番号00071担当教員名田元 浩一単位1.5単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次3年
授業概要
【授業概要】
古くから薬食同源ということばがあるように、健康を維持して病気を予防する上で食事は極めて重要である。本講義では、栄養化学や食品化学の基本的事項を学習する。
【到達目標】
食品に含まれている栄養素の種類と代謝、生理機能など、栄養化学や食品化学についての基本的知識を理解し、生活習慣病を予防するための知識を習得することを目的としている。さらに、食品の変質が生体に及ぼす影響を理解し、健康を維持するための食品衛生に関する知識を習得することを目的とする。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】栄養素の種類と役割(1) [到達目標 C11(1)1-1] 栄養素(三大栄養素、ビタミン、ミネラル)を列挙し、それぞれの役割について説明できる。  
【2】栄養素の種類と役割(2) [到達目標 C11(1)1-1] 栄養素(三大栄養素、ビタミン、ミネラル)を列挙し、それぞれの役割について説明できる。  
【3】糖質の消化、吸収、代謝(1) [到達目標 C11(1)1-2] 各栄養素の消化、吸収、代謝のプロセスを概説できる。  
【4】糖質の消化、吸収、代謝(2) [到達目標 C11(1)1-2] 各栄養素の消化、吸収、代謝のプロセスを概説できる。  
【5】脂質の消化、吸収、代謝(1) [到達目標 C11(1)1-2, 3] 各栄養素の消化、吸収、代謝のプロセスを概説できる。脂質の体内運搬における血漿リポタンパク質の栄養学的意義を説明できる。  
【6】脂質の消化、吸収、代謝(2) [到達目標 C11(1)1-2, 3] 各栄養素の消化、吸収、代謝のプロセスを概説できる。脂質の体内運搬における血漿リポタンパク質の栄養学的意義を説明できる。  
【7】タンパク質の消化、吸収、代謝 [到達目標 C11(1)1-2] 各栄養素の消化、吸収、代謝のプロセスを概説できる。  
【8】食品のエネルギー代謝 [到達目標 C11(1)1-5] エネルギー代謝に関わる基礎代謝量、呼吸商、エネ ルギー所要量の意味を説明できる。  
【9】栄養価と栄養所要量 [到達目標 C11(1)1-4, 6, 7] 食品中のタンパク質の栄養的な価値(栄養価)を説明できる。栄養素の栄養所要量の意義について説明できる。日本における栄養摂取の現状と問題点について説明できる。  
【10】食物摂取と生活習慣病(1) [到達目標 C11(1)1-8、C11(3)4-2, 3] 栄養素の過不足による主な疾病を列挙し、説明できる。生活習慣病のリスク要因を列挙できる。食生活と喫煙などの生活習慣と疾病の関わりについて説明できる。  
【11】食物摂取と生活習慣病(2) [到達目標 C11(1)1-8、C11(3)4-2, 3] 栄養素の過不足による主な疾病を列挙し、説明できる。生活習慣病のリスク要因を列挙できる。食生活と喫煙などの生活習慣と疾病の関わりについて説明できる。  
【12】保健機能食品(1) [到達目標 C11(1)2-9, 10] 代表的な保健機能食品を列挙し、その特徴を説明できる。遺伝子組換え食品の現状を説明し、その問題点について討議する。  
【13】保健機能食品(2) [到達目標 C11(1)2-9, 10][C11(1)2-9, 10] 代表的な保健機能食品を列挙し、その特徴を説明できる。遺伝子組換え食品の現状を説明し、その問題点について討議する。  
【14】食品成分の変質と保存(1)[到達目標 C11(1)2-1~5] 食品が腐敗する機構について説明できる。油脂が変敗する機構を説明し、油脂の変質試験を実施できる(知識・技能)。食品の褐変を引き起こす主な反応とその機構を説明できる。食品成分由来の発がん物質を列挙し、その生成機構を説明できる。食品の変質を防ぐ方法(保存法)を説明できる。  
【15】食品成分の変質と保存(2)[到達目標 C11(1)2-1~5] 食品が腐敗する機構について説明できる。油脂が変敗する機構を説明し、油脂の変質試験を実施できる(知識・技能)。食品の褐変を引き起こす主な反応とその機構を説明できる。食品成分由来の発がん物質を列挙し、その生成機構を説明できる。食品の変質を防ぐ方法(保存法)を説明できる。  
評価方法
筆記試験(90%)、授業態度(10%)を総合して評価する。
教科書
「第4版 衛生薬学 -健康と環境-」井村伸正、渡辺烈 共編(丸善)ISBN978-4-621-07953-9、必要に応じてプリントを配布する。
参考図書
「健康と環境」日本薬学会編(東京化学同人)ISBN978-4-8079-1460-X
「衛生薬学」佐藤政男、中川靖一、鍛冶利幸、川嶋洋一、名取泰博 共著(南江堂)ISBN978-4-524-40249-6
「薬剤師のためのメタボリックシンドロームの基礎知識」古野浩二、杉原成美 共著(ふくろう出版)ISBN978-4-86186-282-5
備考
すでに学習している「生物科学1,2」、「細胞生物学1,2」、「機能形態学1,2」の内容をしっかり復習しておくこと。
講義の中でミニテストを実施するので予習、復習を心がけること。