徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    生物物理学1

科目番号00077担当教員名北村 美一郎単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2
授業概要
【授業概要】生物系・物理系薬学の基礎となる生化学や物理化学について学習する。
【到達目標】生物物理学は、生物に係わる現象を物理学的なアプローチで解析し、理解しようとする学問である。前半(桐野、北村)では、生体内の様々な現象において重要な役割をになう分子(アミノ酸、タンパク質など)の構造や機能について学ぶ。後半(松尾)では、物理化学1で学んだ熱力学を発展させ、緩衝液および電解質溶液の理論と、電気化学の話題を中心に解説し、問題演習を行う。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】生物物理学とは1:生体高分子と医薬品の相互作用、生体膜の構造・性質[C3(2)1-6,2-4,C6(1)1-5,F(5)1-4]講義・演習 
【2】生物物理学とは2:タンパク質の機能(概論)、薬学領域で用いられる分析技術[C2(3)2-9,C3(2)2-2,C9(3)1-1]  
【3】アミノ酸・ペプチド・タンパク質:アミノ酸、ペプチド、タンパク質の構造・性質[C3(2)1-1,2,4,C9(1)3-1]  
【4】タンパク質の高次構造:タンパク質の1〜4次構造、タンパク質の立体構造を規定する因子[C3(2)1-3,C9(3)1-2,3,F(4)2-1]  
【5】タンパク質の機能1:受容体タンパク質、チャネルタンパク質[C9(3)3-1,4,C9(5)5-1,4]  
【6】タンパク質の機能2:輸送タンパク質、リポタンパク質[C9(3)3-2,3]  
【7】タンパク質の機能3:糖タンパク質、構造タンパク質[C6(1)1-3,C9(3)3-5]  
【8】アミノ酸・タンパク質の分離・精製:アミノ酸、タンパク質の分離・精製法[C2(2)5-1,C3(2)2-3,C9(3)4-3]  
【9】問題演習:モル伝導率、電解質の活量、酸・塩基[C1(3)2-2,4,5,6,7]  
【10】問題演習:緩衝溶液、弱電解質の溶解性、溶解度積[C1(3)2-3、C2(1)1-1,3,5,6]  
【11】問題演習:化学電池[C2(1)1-4,5,6]  
【12】問題演習:化学反応速度、反応次数と速度定数、反応物質の濃度[C2(1)2-2,5、C16(1)1-4]  
【13】問題演習:反応速度と反応物質の濃度、複合反応[C1(3)3-3]  
【14】問題演習:反応速度と温度、触媒反応と酵素[C1(3)3-1,2]  
【15】総合問題演習[C1(3)3-4,5]  
評価方法
定期試験(85%)、受講態度(15%)により総合的に評価する。
教科書
ベーシック薬学教科書シリーズ 物理化学、石田寿昌 編、化学同人、2007年、ISBN-4759812539(この教科書を用いる他の授業科目:物理化学3、生物物理学2)
参考図書
物理化学の基礎、柴田茂雄、共立出版、1999年、ISBN-4320043510、スタンダード薬学シリーズ4 生物系薬学II.生命をミクロに理解する(第2版)、日本薬学会編、東京化学同人、2010年、ISBN-4807914791、物理化学(上)(生命薬学テキストシリーズ)、桐野 豊編、共立出版、1999年、ISBN−432005511X、物理化学(下)(生命薬学テキストシリーズ)、桐野 豊編、共立出版、1999年、ISBN−4320055128
備考
・松尾担当の講義回では関数電卓を持参のこと。また、教科書以外に適宜プリントを配布する。
・各週の講義の前日までに、本シラバスを読み、教科書の該当する箇所を読んで、予習しておくこと。
・講義で配布されたプリントは、学習ポートフォリオ・バインダーなどに入れて保存し、読み返して、復習すること。
・携帯電話はマナーモードに設定し、机の上に置いたり服のポケットなどには入れず、カバンの中にしまうこと。
・授業中の食事は禁止する(飲み物だけは許可する)。
・この科目は、桐野 豊、北村美一郎、松尾亮太の3名で担当する。