徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    老年社会学

科目番号00078担当教員名小嶋 裕単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次2年
授業概要
【授業概要】1.高齢(化)社会に対する社会学的視点。2.エイジング(aging)への社会学的アプローチ。3.職業からの引退と社会参加。4.高齢者と家族。5.余暇生活と生きがい。6.高齢者の社会的地位。
【到達目標】1.高齢(化)社会,高齢期に関わる出来事(エピソード)を社会学的視点から理解する。2.リハビリテーション専門職として,高齢者に対するアプローチ方法を理解する。3.老年社会学の視点(立場)から高齢者の生命(いのち),生活(暮らし),人生(生き方)を捉える。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】エイジングの社会学(1):エイジングと社会,全体レベルへのアプローチ(人口の高齢化と高齢化社会),個人レベルへのアプローチ(長寿社会の到来と高齢者)1.講義,問題提起(提示)を中心に進めます。2.視聴覚機器・教材(VIDEO・DVD)を適宜利用します。3.授業資料(パワーポイント内容,関連資料)を講義前に配布します。 
【2】エイジングの社会学(2):集団レベルへのアプローチ(職業と家族から見た高齢者),高齢期ライフイベントと生活構造  
【3】職業からの引退と社会参加(1):定年退職と職業からの引退,高齢期の就労状況,定年と高齢者就業問題  
【4】職業からの引退と社会参加(2):社会参加活動の実態,高齢期ライフイベントと社会参加,多用な社会参加  
【5】高齢者と家族:高齢者の生活の場,高齢者の世代間関係,高齢者の夫婦関係,高齢者の介護と家族  
【6】余暇活動と生きがい:生きがいと余暇,余暇活動の実態,日本人と余暇,これからの余暇  
【7】高齢者の社会的地位:高齢者イメージの変遷,現代社会における高齢者像,社会的弱者としての老人,世代間の理解のために  
【8】高齢期のQOLを求めて:QOLの構成要素,生活分野のQOLの構成要素,高齢者のQOLとその評価  
評価方法
・平常点(10点),クイズ(小テスト2回,10点),レポート(2部,10点),定期試験(70点)で総合評価。平常点は欠席回数1回までは加点。クイズとレポートは評価「可」の場合に加点。定期試験は,試験の2週間前に設題集(6設題)を提示し,その中から3題を出題します。
教科書
・「テキストブック エイジングの社会学」岡村清子・他編(日本評論社)
参考図書
・「改訂・新社会老年学」古谷野亘・他編(ワールドプランニング)
・教科書を補足するために関連資料(プリント)を配布します。
備考
・1年次履修の「医療と福祉」の資料(特に高齢者関連)を参考にして下さい。
・この機会に是非とも社会学的視点(視野)を養って下さい。
・選択科目ですが,高齢者を対象とする理学療法の実践・支援(マネージメント)をする上で重要な示唆(視点)を提供しますので受講が望ましい。