徳島文理大学

Webシラバスシステム

TOP 戻る
徳島文理大学短期大学部

【科目名】    福祉法学

科目番号00083担当教員名櫻井 進単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次2年・編4年
授業概要
本授業の目的・到達目標として、福祉の専門家(とりわけ社会福祉士や精神保健福祉士)を志す学生諸君が、福祉にかかわる法律を分かりやすく理解できることを目指します。どうしても福祉の知識や援助技術を学ぶカリキュラムが中心となり、法学関連科目が手薄になる場合が多く、その結果、法学を難しく感じ、苦手科目にしてしまうようです。福祉の世界が「措置から契約へ」と大きく変貌している近時、成年後見や介護事故に代表されるように法学にかかわる制度や基本概念についての理解がますます重要となっています。そこで本授業は、民法と行政法を取り上げて学習を進めていきます。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】はじめに  
【2】財産法(1):財産移転型契約、労務提供型契約  
【3】財産法(2):その他の契約、使用者責任、過失相殺  
【4】家族法(1):家族法の基本理念、夫婦−婚姻、離婚、実子、養子、親権  
【5】家族法(2):後見と扶養−未成年後見、成年後見・補佐・補助、扶養  
【6】家族法(3):相続−相続と遺言、相続人と相続分、相続の効力、相続の承認・放棄  
【7】家族法(4):遺言−遺言の方法と効果、遺留分  
【8】行政法(1):行政法とは何か、行政行為  
【9】行政法(2):行政の事前手続−行政手続法、申請、不利益処分  
【10】行政法(3):行政不服審査−行政上の不服申立制度の意義、対象、種類、要件、審理手続  
【11】行政法(4):行政事件訴訟−行政事件訴訟の類型、要件、審理  
【12】行政法(5):国家賠償法−公権力責任、営造物責任  
【13】行政法(6):情報公開法−情報公開制度の意義、情報公開法の内容  
【14】問題演習  
【15】まとめ  
評価方法
学期末の試験点及び出席状況などを総合的に勘案して評価します。
教科書
久塚純一『福祉を学ぶ人のための法学』(法律文化社)(授業の指針です。受講者は必ず購入してください)。
参考図書
『学習六法』(日本評論社)(条文を参照することは、実定法を学ぶ際の基本です。受講者は必ず購入してください)。
備考