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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】精神看護学概論

科目番号	00090	担当教員名	松本　貴彦	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	前期	対象年次	2年

授業概要
精神看護学概論では、精神の健康に関する基本的な概念やライフスタイルをめぐる精神の発達と危機, 精神に障害を来している人の置かされてきた歴史的、社会的背景などを学び、精神看護を担う援助者としての人間観や態度を各自が描けるようになること・精神看護の目的と患者理解の方法を学び、精神科看護に限らず、一般の看護領域にも学びを活用できるようになること・看護者の精神保健について学ぶ中で、自分自身が自分の精神の健康について考えセルフケアが出来るようになること・ノーマライゼーションの理念を理解し、社会復帰のための看護活動、地域社会の精神保健サービスの現状と活用について考えることを目指します。
到達目標

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	人間の保健行動と精神の健康問題のあらわれ方の特徴
【2】	精神の健康・不健康について（こころの不調とは）
【3】	心の働き（フラストレーション、葛藤、適応、危機）
【4】	ライフスタイルをめぐる精神の発達と危機（フロイトの発達理論等）
【5】	人間関係と精神の発達と危機（ハビーガーストの発達理論等）
【6】	精神に障害のある人の捉え方と医療の変遷（歴史的背景）
【7】	精神看護の機能と看護者の役割・精神保健医療にかかわる法制度の変遷
【8】	患者-看護者関係を構成する要素、治療的関係とその展開
【9】	コミュニケーション論と対人関係理論
【10】	病的体験のある患者の理解
【11】	現代社会を背景とした精神問題（アディクション等）
【12】	病院における精神保健福祉の役割と実際
【13】	地域における精神保健福祉の役割と実際
【14】	学んだ内容のまとめ（グループワーク）
【15】	総括

評価方法
試験とグループワークのレポートをもって評価を行います。講義中に行う小テストは評価の対象にはいたしません。小テストは自己の到達度を自己採点して自己学習の内容を設定するのが目的です。
教科書
川野雅資監修・編集，「看護学実践- -Science of Nursing-精神看護学」，日本放射線技師会出版会川野雅資編著，「「精神看護学Ⅱ精神臨床看護学第４版」ヌーベルヒロカワ
参考図書
・R.P.Liberman，W.J.DeRisi,K．T.Mueser著,池淵恵美訳「精神障害者の生活技術訓練ガイドブック」医学書院・長谷川浩他著「共感的看護」医学書院・平野馨著「対人関係の基礎知識」日本看護協会

備考
積極的に参加してください。楽しい講義を作りましょう。