徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    漢方調剤

科目番号00095担当教員名橋本 敏弘単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期集中対象年次5年
授業概要
【授業概要】漢方は随証治療が原則であるため同病異治,異病同治となる。処方箋に疾患名が記載されていない現在は,医師が処方した意図を理解して適切な服薬指導を行うことは難しい。この困難を克服するためには傷寒論を中心として漢方理論を体系的に学ぶ必要がある。内容的には薬学教育モデル・コアカリキュラムC7「自然が生み出す薬物」の(3)に対応する。
【到達目標】漢方薬の基礎を学習し、現在の医療現場で使用されている漢方処方について理解する。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】現在の漢方診療について紹介する講義と演習:講義は、講義用に作成したプリントを用いて説明し、重要なポイントは板書を用いて説明する。 
【2】漢方診断の出発点:陰と陽について理解する  
【3】太陽病を究める  
【4】太陽病から少陽病へ:小柴胡湯をマスターする  
【5】柴胡剤の鑑別と運用のコツ:小柴胡湯と比較して  
【6】3つの瀉心湯とその類方について学習する  
【7】漢方治療の実際を学ぶ  
【8】瘀血:血の異常を理解する  
【9】陽明病とその治療について学習する  
【10】陰証期のはじまり:太陰病を理解する  
【11】陰証期とその治療について学習する  
【12】水毒:水の異常を学ぶ(1)  
【13】水毒:水の異常を学ぶ(2)  
【14】気の異常を理解する  
【15】証の変化と方剤の運用について理解する  
評価方法
レポートと平常点。1/3以上欠席した学生には単位は認めない。
教科書
三潴忠道著『はじめての漢方診療十五話』医学書院,2005年発行
参考図書
寺澤捷年著『症例から学ぶ和漢診療学』医学書院
松田邦夫著『症例による漢方治療の実際』創元社
備考
講義担当:橋本敏弘、庄子昇、梅山明美