徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    分析化学2

科目番号00153担当教員名山口 健太郎単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次2
授業概要
【授業概要】 
 質量分析法、核磁気共鳴(NMR)スペクトル、および結晶解析について学習する。
【一般目標(GIO)】 
 物理分析手法はNMR,X線解析および質量分析等の先端機器分析を中心に発展し,現在では複雑な生体分子の分析においても欠かすことが出来ない.本講義ではこれら大型機器分析による分子構造の精密解析の理解を目的として,試料調整や具体的な測定手順,および解析結果の解釈についての詳細を修得する.さらに、薬学領域における大型機器を用いた医薬品関連低分子有機化合物および生体分子についての構造解析法と原理を修得する。
【受講心得・準備学習等】
 1年前期に開講される分析化学1および2から連続した分析化学の授業であることを念頭に置いて学習する。課題レポートやミニテストを実施するので、復習を欠かさず学習すること。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】質量分析法の原理1 イオン源の種類と構造 C3(1)3-1, C4(4)6-2講義   
【2】質量分析法の原理2 分析系の種類と構造 C3(1)3-1, C4(4)6-1  
【3】構造解析の実際1 同位体とMSスペクトルの特徴 C4(4)6-3,4,6  
【4】構造解析の実際2 フラグメンテーションと精密質量 C4(4)6-5,6  
【5】生体分子への応用 生体高分子の質量分析 C3(1)3-2  
【6】NMRの原理1 核スピンとゼーマン分裂 C3(1)2-1,C4(4)2-5, C1(1)3-3  
【7】NMRの原理2 装置と応用 C3(1)2-1, C4(4)2-2  
【8】測定・スペクトル解析 ケミカルシフトと構造 C4(4)2-2, C4(4)2-3〜6  
【9】13C-NMR 13C-NMRによる構造解析 C4(4)3-1,2, C4(4)6-2  
【10】生体分子への応用 NMRスペクトル測定法と生体分子への応用 C3(1)2-2  
【11】X線解析の原理 回折理論と構造解析 C1(1)3-8  
【12】結晶解析の実際 X線の特性と回折装置 C1(1)3-7  
【13】生体分子への応用 蛋白質結晶解析の概略 C3(1)4-2  
【14】粉末法 リートベルト法とスペクトル解析 C2(2)5-2  
【15】その他の分析法 生物化学的分析法 C2(3)2-2  
評価方法
 定期試験(70〜80%)、課題レポート・小テストおよび授業態度(20〜30%)により評価する。
教科書
教科書:分析化学 コアカリ対応 第3版 前田昌子・今井一洋 編著 丸善出版 ISNB-978-4-621-08437-3
参考図書
参考書:物理系薬学 III生体分子・化学物質の構造決定 東京化学同人 ISBN-4-8079-1453-7
参考書:分子構造解析 山口健太郎 著 裳華房 ISBN978-4-7853-3223-5
備考
【オフィス・アワー】
在室の際は来客中を除き随時対応可能、薬学研究棟3階解析化学講座
【備考】 
この教科書は分析化学1〜3で用いる。分析化学の全体の流れを把握しつつ学習を進める