徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    分子計算化学

科目番号00161担当教員名瀬高 渉単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次4
授業概要
計算化学とは、計算によって導かれる理論上の化学であり、主にコンピュータを利用して行う種々の化学現象のシミュレーションを指す。これによって例えば分子の最安定構造や反応の遷移状態構造、各種分光学的スペクトルデータ、凝縮系(固体や液体)の物性、分子軌道の状態、あるいは各種エネルギーの予測などが可能であり、近年のドラッグデザインにおいても重要なツールとして認識されている。講義ではその理論的背景について学び、実際にコンピューターソフトウェアを用いた実習を通じて計算化学を理解する。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】Schrödinger 方程式1  
【2】Schrödinger 方程式2  
【3】原子軌道  
【4】摂動論と変分法  
【5】ヘリウム原子  
【6】原子価結合法  
【7】分子軌道法  
【8】Hückel分子軌道法  
【9】群論1  
【10】群論2  
【11】フロンティア軌道理論  
【12】計算化学の種類と理論1  
【13】計算化学の種類と理論2  
【14】計算機を用いた実習1  
【15】計算機を用いた実習2  
評価方法
筆記試験、レポート、出席状況などを総合して評価する。
教科書
なし(プリントなどを配布)
参考図書
電子構造論による化学の探究 第2版 J. B. Foresman、E. Frisch 共著 田崎健三 訳 ガウシアン社
備考