徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    臨床免疫学

科目番号00164担当教員名岩田 誠単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次3年
授業概要
[授業概要]免疫系は、外部から侵入してきた微生物、ウイルス、毒素などからの攻撃や、異常を生じた自己細胞による組織破壊から体を守る仕組みである。この仕組みが、どのような構成要員によって、どのような役割が担われ、どのように目的を達成しているのか、基本的事項について学ぶ。その上で、この仕組みが破綻した時に生じるアレルギーや自己免疫などの疾患について概要を学ぶ。
[到達目標]免疫学は現代の生命科学に多くの示唆を与え、様々な方法論誕生の契機を作った。その考え方を学びながら、免疫学の基礎知識を習得することを目指す。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】免疫系のしくみ講義(免疫学独特の用語や新たに学ぶ概念が多いため、毎回の復習が必要)  
【2】抗体の構造と機能  
【3】補体系と抗原抗体反応  
【4】免疫系の器官と細胞  
【5】免疫反応機構  
【6】MHC分子と抗原提示  
【7】多様性獲得機構  
【8】リンパ球の分化・成熟  
【9】アレルギー  
【10】サイトカイン  
【11】感染と炎症  
【12】移植免疫と免疫不全  
【13】自己免疫疾患と腫瘍免疫  
【14】ワクチンと予防接種  
【15】免疫学的分析法  
評価方法
定期試験(80%)、課題レポート・授業態度など(20%)により評価する。
教科書
「薬系免疫学」、植田正、前仲勝実編集、南江堂
参考図書
「Janeway’s免疫生物学(原書第7版)」、笹月健彦監訳、南江堂
「免疫学の基礎(第4版)」、小山次郎・大澤利昭著、東京化学同人
「免疫学イラストレイテッド(原著第7版)」、高津聖志・清野宏・三宅健介監訳、南江堂
備考
免疫学の発展には多くの日本人研究者が大きな貢献をしてきた。その発見のエピソードなど
を知り、生きた学問の軌跡の一端に触れる。また、免疫学は現代の生命科学に多くの示唆を与え、
様々な方法論誕生の契機を作った。その考え方や学問分野間のつながりの例を学ぶ。