徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    免疫学

科目番号00183担当教員名岩田 誠単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次3年
授業概要
[授業概要]免疫系は、外部から侵入してきた微生物、ウイルス、毒素などからの攻撃や、異常を生じた自己細胞による組織破壊から体を守る仕組みである。この仕組みが、どのような構成要員によって、どのような役割が担われ、どのように目的を達成しているのか、基本的事項について学ぶ。その上で、この仕組みが破綻した時に生じるアレルギーや自己免疫などの疾患について概要を学ぶ。
[到達目標]免疫学は現代の生命科学に多くの示唆を与え、様々な方法論誕生の契機を作った。その考え方を学びながら、免疫学の基礎知識を習得することを目指す。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】免疫系のしくみ[C10(1)1-1,2]講義(免疫学独特の用語や新たに学ぶ概念が多いため、毎回の復習が必要)  
【2】抗体の構造と機能[C10(1)3-1]  
【3】補体系と抗原抗体反応[C10(1)1-3, C10(2)4-2]  
【4】免疫系の器官と細胞[C8(1)5-3, C8(1)12-1, C10(1)2-1,2]  
【5】免疫反応機構[C10(1)1-4,6, C10(1)2-3,4]  
【6】MHC分子と抗原提示[C10(1)3-2,3]  
【7】多様性獲得機構[C10(1)3-4]  
【8】リンパ球の分化・成熟[C10(1)1-5]  
【9】アレルギー[C10(2)1-1]  
【10】サイトカイン[C9(5)4-1,3, C10(1)3-5]  
【11】感染と炎症[C10(2)1-2, C10(2)2-2]  
【12】移植免疫と免疫不全[C10(2)1-4, C10(2)2-1, C10(3)1-3]  
【13】自己免疫疾患と腫瘍免疫[C10(2)1-3, C10(2)2-3,4]  
【14】ワクチンと予防接種[C10(2)3-1,2,3]  
【15】免疫学的分析法[C2(2)2-5, C2(3)2-2,3, C10(2)4-1]  
評価方法
定期試験(80%)、課題レポート・授業態度など(20%)により評価する。
教科書
「薬系免疫学」、植田正、前仲勝実編集、南江堂
参考図書
「Janeway’s免疫生物学(原書第7版)」、笹月健彦監訳、南江堂
「免疫学の基礎(第4版)」、小山次郎・大澤利昭著、東京化学同人
「免疫学イラストレイテッド(原著第7版)」、高津聖志・清野宏・三宅健介監訳、南江堂
備考
免疫学の発展には多くの日本人研究者が大きな貢献をしてきた。その発見のエピソードなどを
知り、生きた学問の軌跡の一端に触れる。また、免疫学は現代の生命科学に多くの示唆を与え、
様々な方法論誕生の契機を作った。その考え方や学問分野間のつながりの例を学ぶ。