徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    病態生理学2

科目番号00186担当教員名宋 時栄単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次3
授業概要
根拠に基づいた薬物治療を実践し、妥当な処方を組み立てることができるためには、個々の疾病の病態生理、病理像の正確な理解が必須であり、病態生理学を学ぶ目的はそこにある。さらに病態生理学は、そのような学習を通じて、これまでに学んだ機能形態学、免疫学、薬理学と、今後学ぶ薬物治療学とを橋渡しする重要な役割がある。機能形態学、免疫学で学んだ人体の正常の構造、生理的機能を踏まえ、それらのどのような変化が様々な症状につながるかを理解できるような授業を行う方針であるが、そうした病態像を基に、薬理学での学習を生かしてどのような薬物治療が妥当なのかを絶えず意識することに努めること。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】消化器疾患1: 消化器の機能形態と疾患 酸関連疾患(食道炎、胃炎、十二指腸炎、消化性潰瘍等 (冨永)[C14(2)4-1、2、6]講義、小テスト 
【2】消化器疾患2: 小腸、大腸疾患(過敏性腸疾患症候群、炎症性腸疾患、大腸炎)(冨永)[C14(2)4-3、6]  
【3】消化器疾患3: 肝炎、胆道炎、膵炎(冨永)[C14(2)4-4〜6]  
【4】神経疾患1: 脳血管障害、てんかん (宋)[C13(2)1-4; C14(3)6-2; C14(3)6-3]  
【5】神経疾患2: アルツハイマー病、パーキンソン病 (宋)[C14(4)1-3; C14(3)6-4]  
【6】精神疾患1: 統合失調症 (宋)[C13(2)1-5; C14(4)1、2]  
【7】精神疾患2: 気分障害(躁病・うつ病)、不安神経症、心身症 (宋)[C14(3)6-5]  
【8】内分泌疾患1: 甲状腺疾患 (宋)[C8(1)10-1; C13(3)1-1; C14(3)4-1、2]  
【9】内分泌疾患2: 副腎、下垂体疾患 (宋)[C14(3)4-3〜5]  
【10】内分泌疾患3: 性腺疾患、ホルモン依存性腫瘍 (宋)[C13(3)1〜3]  
【11】免疫疾患: 自己免疫疾患、免疫不全 (宋)[C14(4)6-1〜4]  
【12】呼吸器疾患: 気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、肺結核、肺炎(冨永)[C8(1)6-1; C14(3)3-1〜3]  
【13】感染症1: 細菌感染症(冨永)[C14(5)1-1; C14(5)2-10]  
【14】感染症2: ウイルス・真菌感染症(冨永)[C14(5)4-1; C14(5)5-1]  
【15】感覚器・骨関節疾患: 感覚器疾患(緑内障、白内障、耳鼻咽喉疾患、めまいなど)、骨関節疾患(骨粗しょう症、骨軟化症、変形性関節炎)(冨永)[C14(4)2-1〜3; C14(4)4-1〜4; C14(4)5-1、2、4]  
評価方法
筆記試験(定期試験、中間テスト)
教科書
指定しない。授業で配布する資料(一部は指定した Web サイトで配信する)を使用する。
参考図書
1. カラー図解 症状の基礎からわかる病態生理第2版(メディカルサイエンスインターナショナルISBN-13: 978-4-895-92688-1)
2. 疾患からまとめた病態生理FIRST AID (メディカルサイエンスインターナショナルISBN-13: 978-4-895-92476-4)
3. 疾病と病態生理(南江堂ISBN-13: 978-4-524-40221-2)
4. 図解 薬理学―病態生理から考える薬の効くメカニズムと治療戦略第2版(医学書院ISBN-13: 978-4-260-00451-0)
5. 病態生理に基づく臨床薬理学―ハーバード大学テキスト(メディカルサイエンスインターナショナルISBN-13: 978-4-895-92461-0)
備考
薬学実習3Aは、病態生理学に関連した実習であり、病態生理学で取り上げる学習内容の理解が必要であり、実習講義の中でも取り上げる。
担当者:宋時栄、冨永貴志