徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    電気電子回路実験

科目番号00254担当教員名河田 淳治単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次3年
授業概要
これまでに他の科目で学習した基本的な電気電子回路部品の種類・諸特性・諸原理などを,実際の部品に触れながら各種実験を行い,さらに深く理解する.それに引き続き,簡単な電子回路の製作実習を行う.
到達目標
1. 各種電気電子部品の名称を判別できる.
2. 各種電気電子部品の特性を理解している.
3. 回路図からブレッドボード上に実回路を作成・配線できる.
4. 測定する物理量に応じて測定機器を選定し測定できる.
5. 工具の使い方やハンダづけの仕方,部品の実装順序などを理解し,簡単な電子回路を製作できる.
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】ガイダンス,ブレッドボードの使用方法講義,実験ブレッドボードの使い方について,配布資料をよく読んで理解しておくこと.
また,抵抗器の特性,カラーコードの読み方,合成抵抗の求め方,オームの法則による電圧・電流の計算方法,キルヒホッフの法則について復習するとともに,デジタルマルチメータの資料を熟読しておくこと.
次週までに実習プリントを完成させて提出すること.
【2】抵抗器の種類と特徴
   デジタルマルチメータによる,直列・並列接続時の合成抵抗値の測定,
   デジタルマルチメータによる抵抗回路の直流電圧・電流の測定
   (オームの法則,キルヒホッフの法則の確認)
講義,実験コンデンサ・コイルの直流特性,静電容量・インダクタンス値の読み方について復習しておくこと.
次週までに実習プリントを完成させて提出すること.
【3】コンデンサ・コイルの種類と特徴,直流特性の確認講義,実験正弦波交流について復習するとともに,低周波発振器,オシロスコープの資料を熟読しておくこと.
次週までに実習プリントを完成させて提出すること.
【4】低周波発振器・オシロスコープの使用方法講義,実験コンデンサ・コイルの交流特性,RC,RL直列回路のパルス応答について復習しておくこと.
次週までに実習プリントを完成させて提出すること.
【5】コンデンサ・コイルの交流特性,RC/RL直列回路のパルス応答講義,実験RC,RL,RLC直列回路の周波数特性について調査しておくこと.
次週までに実習プリントを完成させて提出すること.
【6】RC,RL,RLC直列回路の周波数特性講義,実験ダイオードの静特性,種類,全波整流回路,波形整形回路について復習しておくこと.おくこと.
次週までに実習プリントを完成させて提出すること.
【7】ダイオードの特性(静特性,整流作用)講義,実験トランジスタの静特性,スイッチング作用について復習するとともに,自己バイアス増幅回路について調査しておくこと.
次週までに実習プリントを完成させて提出すること.
【8】トランジスタの特性(静特性,増幅作用,スイッチング作用)講義,実験オペアンプの特性,反転増幅回路,非反転増幅回路,ボルテージフォロア,差動増幅回路について復習するとともに,加算回路,コンパレータ,微分回路,積分回路について調査しておく.
次週までに実習プリントを完成させて提出すること.
【9】オペアンプの特性(反転増幅回路,非反転増幅回路,加算回路,差動増幅回路)講義,実験NOT回路(インバータ),TTLレベルとCMOSレベル,スレッショルド電圧,シュミットトリガについて復習しておくこと.
次週までに実習プリントを完成させて提出すること.
【10】ディジタルICの基礎(電圧レベル,スレッショルド電圧,シュミットトリガ)講義,実験AND,OR,NAND,NOR,XOR回路,プルアップ・プルダウン,ディジタルICによるLEDの点灯方法について復習しておくこと.
次週までに実習プリントを完成させて提出すること.
【11】基本ゲート回路(AND,OR,NAND,NOR,EX-OR)講義,実験RS-FF,D-FF,JK-FFについて復習しておくこと.
次週までに実習プリントを完成させて提出すること.
【12】フリップフロップ回路(RS-FF,D-FF,JK-FF)講義,実験シフトレジスタ,カウンタについて復習しておくこと.
次週までに実習プリントを完成させて提出すること.
【13】シフトレジスタ,カウンタ講義,実験デコーダ,エンコーダについて復習しておくこと.
次週までに実習プリントを完成させて提出すること.
【14】デコーダ,エンコーダ講義,実験工具の使用方法,ハンダ付けの手順について復習しておくこと.
次週までに実習プリントを完成させて提出すること.
【15】電子工作講義,実験製作した回路で使用されている部品やその特性について復習しておくこと.
評価方法
平常点,実験プリント,期末試験
教科書
2年次に「電子回路」,「情報科学概論」で使用したテキスト「メカトロニクスのための電子回路基礎,コロナ社」を使用する.
計測装置のマニュアル,実験プリントを配布する.
参考図書
電気回路,電子回路などのテキスト,電子工作の入門書
備考
河田・加治の2名で担当する.授業計画の1項目につき,2コマ連続して授業を行う.