徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    基礎有機化学2(Basic Organic Chemistry 2)

科目番号00263担当教員名丸山 徳見単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次1年
授業概要
薬学の基礎として、有機化合物の構造とその表記法について学ぶ。また、基礎有機化学1で学んだ反応理論をもとに、官能基の性質と反応を学び、医薬品の溶解性、品質確保のための試験、代謝、配合変化等の有機化学的基礎を身につける。
到達目標
有機化学が薬学における他の多くの科目に関連していることを認識し、その理解に必要な有機化学の基礎を習得することができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】なぜ混成軌道を形成するかを理解し、代表的な化合物について、分子の形を学ぶ。C1(1)1-2講義と演習教科書4,5ページ、10〜13ページを読む。
【2】立体構造の表示法(破線—くさび型表示法、ニューマン投影式、フィッシャー投影式)が書けるようになる。C4(1)2-6講義、分子モデルを使用する教科書27,28ページを読む。課題で復習
【3】異性体の分類(1):構造異性体、シスートランス異性体、不斉炭素と立体異性体を学ぶ。 C4(1)2-1,2-2講義、分子モデルを使用する教科書29〜32ページを読む。課題で復習
【4】異性体の分類(2):ラセミ混合物(2つの鏡像異性体(光学異性体)を作り、鏡で見る)、R,S表示法、D,L表示法 C4(1)2-2,2-3,2-4講義、分子モデル、放課後補講教科書33〜34ページを読む。課題で復習
【5】異性体の分類(3):ジアステレオ異性体、メソ体、重なり形配座とねじれ形配座を分子モデルで学ぶ。 C4(1)2-4,2-5講義、分子モデル、放課後補講教科書34〜36ページを読む。課題で復習
【6】あらためて「反応はなぜ起こるか」を考えよう。キーワード:結合エネルギー、結合解離エネルギー、活性化エネルギー。C1(1)1-1講義と演習放課後、分子の形のプレゼンテーションを行う。
【7】アルカンの名称と性質、アルカンのラジカル反応を学ぶ。
C4(2)1-1,1-2,1-3
講義と演習教科書76〜81ページを読む。課題で復習
【8】アルケンの名称と性質、アルケンの代表的な反応を学ぶ。
C4(2)2-1,2-2,2-3
実力確認、講義、放課後補講教科書100〜102ページを読む。課題で復習
【9】芳香族化合物の名称と性質、代表的な求電子置換反応を学ぶ。
C4(2)3-1,3-2,3-3
実力確認、講義教科書115〜118ページを読む。課題で復習
【10】アルコール、フェノール及びエーテルの名称と性質、代表的なアルコールの反応を学ぶ。C4(3)3-1,3-2,4-1実力確認、講義、放課後補講教科書88〜90,96〜97ページを読む。課題で復習
【11】アルデヒド及びケトンの名称と性質、代表的な求核付加反応を学ぶ。C4(3)5-1実力確認、講義教科書121〜125ページを読む。課題で復習
【12】アルデヒド及びケトンの代表的な反応を学ぶ(2)。ヒドリド、Grignard試薬、アミン及びリンイリドの付加。C4(3)5-1実力確認、講義、放課後補講教科書126〜128ページを読む。課題で復習
【13】カルボン酸の名称と性質、カルボン酸の代表的な反応及びカルボン酸誘導体の合成を学ぶ。C4(3)5-2実力確認、講義教科書132〜135ページを読む。課題で復習
【14】カルボン酸誘導体の反応性及びその代表的な反応を学ぶ。
C4(3)5-3
実力確認、講義、放課後補講教科書136〜139ページを読む。課題で復習
【15】アミンの名称と性質及び代表的な反応を学ぶ。代表的な複素環化合物の構造と名称を学ぶ. C4(3)6-1実力確認、講義教科書141〜146ページを読む。
評価方法
中間・期末試験(40%)、課題(36%)・ミニテスト(24%)により評価する。
教科書
はじめて学ぶ大学の有機化学、深澤義正、笛吹修治著、化学同人、2003年、ISBN-4-7598-0797-7
有機化学入門第2版、池田正澄他著、広川書店、2003年、ISBN-978-4-567-23443-6
参考図書
現代錬金術学、喜納克仁 その他、下記の参考書があります。
ブラウン・プーン『基本有機化学』第3版、ブラウン・プーン著 、池田正澄・奥山格 監訳、廣川書店、2006年、ISBN-4-567-23491-X 、ボルハルト・ショアー『現代有機化学』(上・下)、ボルハルト・ショアー著、古賀憲司・野依良治・村橋俊一 監訳、化学同人、2011年
備考
この教科書は1年後期基礎有機化学2でも用いる。赤色、青色の色鉛筆を持参すること。