徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    政策実現プロセス論

科目番号10008担当教員名西川 政善単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1・2年
授業概要
「政策」が実現するためには、「政策決定」が必要である。政治の場での「調整」「議論」「決定」を経て、さまざまな「政策」が実現する。本講義では、公共政策を中心に、その実現過程としての「政治」に焦点をあてて考察する。
すなわち、政治学の理論的知識について確認し、それが実際の政治過程でどのような場面に当てはまるか考える。
実際に行われた「政治的決定」を題材にして、そのダイナミズムに触れ、「政策実現」との関係を論じる。また、現在、実際の政治の場で活躍している人にゲストスピーカーをお願いすることを予定している。
到達目標
1.政策実現過程としての政治の基礎知識を得る
2.政策実現のダイナミズムとしての「政治」を理解する
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】ガイダンス 検討の方法の提示  
【2】政治学の基礎理論(1) 権力、国家、リーダーシップ、デモクラシー   
【3】政治学の基礎理論(2) 政治過程の諸理論(政治的多元論 アリソンの三類型 集合行為論)   
【4】政治学の基礎理論(3) 戦後日本の政治史   
【5】政策実現プロセスのダイナミズム(1) 国会における政党・地方議会における会派の活動  
【6】政策実現プロセスのダイナミズム(2) 政党・会派内部の意見調整の仕組み  
【7】政策実現プロセスのダイナミズム(3) 議会内調整  
【8】政策実現プロセスのダイナミズム(4) 圧力団体  
【9】政策実現プロセスのダイナミズム(5) マスコミ  
【10】政策実現プロセスのダイナミズム(6) 国と地方の政府間関係  
【11】政策実現プロセスのダイナミズム(7) 地方議会と執行部の関係  
【12】政策実現プロセスのダイナミズム(8) 外交関係・自治体外交の意義  
【13】ゲストスピーカーによる講演  
【14】政策実現プロセスの実際(1)  
【15】政策実現プロセスの実際(2) 地域における企業誘致を事例として  
評価方法
期末レポート及び授業への参加態度
教科書
川出良枝・谷口将紀編『政治学』東京大学出版会
参考図書
西川政善『スローリー&スタッドリー』
城山・鈴木・細野編『中央省庁の政策形成過程』中央大学出版部1999年
備考