徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    理学療法研究セミナー

科目番号10023担当教員名小嶋　裕単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期通年 対象年次3年
授業概要
〈テーマ〉
《前期》『高齢者のための生活機能アセスメント―ADLからQOLへの視点の転換を目指して―』
《後期》『実証的研究に必要な「調査・統計」の知識・技術の基本的事項を修得―研究実践への入門―』
〈授業概要〉
《前期》�／祐屬稜塾呂亡悗垢觸�段階，��評価の基本的概念，��ADLからQOLへの転換，��ADL評価法・QOL評価法の実際，　　　　 �ジ従譟蔑彎押砲派床舛魴亳魁い覆鼻�
《後期》�＼賁膺Δ了饉舛箸靴討慮Φ罅き⊆他敕�研究の意義，�８Φ罐皀妊襪諒兪�，�つ敢困諒�法，�ヅ�計分析の方法，　　　　 �Ω従譟蔑彎押砲任良床舛諒�析，など．
〈到達目標〉
《前期》理学療法を実践する上で，ADL・QOL評価の知識・技術を（３・４年次の臨床実習に向けて）基本的，実践的に活　　　　 用できるようにする．
《後期》研究活動への導入（期）として，研究の科学的な意義・役割を理解し，簡単な実践を通して，得られたデータ　　　　 を統計学的に分析（検定）し，仮説に対する「統合・解釈」をする上での基本的視点（立場）を養う．
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】◎前学期ガイダンス（オリエンテーション）〇講義，発表，調査活動．　
【2】人間の能力に関する諸段階（Lowton），評価の基本的概念，ADLからQOLへの変遷　　
【3】ADL・IADLの概念　　
【4】ADL評価（Barthel Index，Katz Index，他）　　
【5】ADL評価（FIM，厚生省寝たきり判定基準，他）　　
【6】IADL評価（老研式活動能力指標，他）　　
【7】QOLの概念　　
【8】心理・精神機能（障害）の概要　　
【9】認知障害（痴呆）の概要　　
【10】認知障害評価（長谷川式，柄澤式，厚生省判定基準，認知行動障害尺度）　　
【11】主観的幸福感評価（PGC‐MS），精神的健康度評価（GHQ28），他　　
【12】うつ評価（SDS，CES‐D，GDS，他）　　
【13】バーンアウト評価（Pines），介護負担度評価（Zarit），不安評価（STAI，他）　　
【14】意識障害（JCS，GCS），痛み評価（VAS，他），自己効力感（self‐efficacy）評価　　
【15】総括　　
【16】◎後学期ガイダンス（オリエンテーション），専門職の資質としての「研究」　　
【17】「研究」，「調査」の意義　　
【18】実証的研究の進め方　　
【19】調査の進め方　　
【20】質問紙調査の概要，調査票の作成　　
【21】調査票の整理と集計　　
【22】各自の興味がある事項に関する調査票の作成（開始）　　
【23】統計学的分析の概要　　
【24】基本統計量と基本的な統計用語　　
【25】統計分析法の選択（分析法の流れ図）　　
【26】パラメトリック・ノンパラメトリック検定法（１）　　
【27】パラメトリック・ノンパラメトリック検定法（２）　　
【28】各自の興味がある事項に関する調査票の発表（１）　　
【29】各自の興味がある事項に関する調査票の発表（２）　　
【30】総括　　
評価方法
〇出席，レポート提出，発表（輪読）の内容・態度などを総合的に評価します．
教科書
〇前もって講義前に資料を配付します．
〇「ナースのための質問紙調査とデータ分析」（石井京子・他 著，医学書院）
〇「医療系研究論文の読み方・まとめ方」（対馬栄輝 著，東京図書）
参考図書
〇適宜に授業内で紹介します．
〇臨床評価指標入門（内山　靖・他 編，共同医書出版社）
〇「リハビリテーションにおける評価ver.２」（米本恭三・他 編，医歯薬出版）
備考
〇「生活機能（ADL・QOL）」に関連する「実証的研究」に興味があり，真面目に継続性を持って積極的に取り組める受講生　を待っています．
〇臨床（現場）で直接（簡便）的に利用（活用）できる内容を考えています．
〇夏季休業中に県内外の医療機関・施設の見学（出来れば評価実践，ゼミ旅行）を計画しています（受講者が多い場合
には中止することがあります）．
〇本科目内容は，４年次履修の「卒業研究」に継続します．
〇データの整理・分析で表計算ソフト（Excel）や統計ソフトを使用するので，PCの基本的操作が出来ることが望ましい．