徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    住居安全論 (Housing Safety Theory)

科目番号10029担当教員名森岡 英之単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次3年
授業概要
 [授業概要]
近年の建物は材料や設備機器の多機能化が一段と進んで、地震・台風などの天災や,過失による災害は勿論のこと頻繁に発生する建物火災が、もはや専門家でなければ分からない部分が多くなっている。そのために、とりわけ建物の火災に対する災害の基礎理論とその防災計画を学習し、設計計画や概要をある程度説明できるようにする。
到達目標
[到達目標]
知識・技能・思考・判断:建物防災のなかの、火災における防災計画及び防災設計の概念を述べ、また計画できるようになる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】建物と安全・講義
・資料の配布
課題:配布資料の1P〜11Pまで予習
・学習時間は2.5時間
【2】建物災害の動向・講義
・資料の配布
課題:配布資料の11P〜14Pまで予習
・学習時間は2.5時間
【3】危険事象の特性・講義
・映像指導
・避難行動の特性をグループで討議
課題:配布資料の14P〜19Pまで予習
・学習時間は2.5時間
【4】安全のための人間工学・安全性能の評価・講義
・資料の配布
・映像指導
課題:住宅火災について400字程度のレポートを次週までに作成
・学習時間は2.5時間
【5】建物の火災と防火(燃焼の基礎理論)・講義
・課題の発表
課題:現在住まう(自宅・アパート)建物の火災について拾い出しをしてくる
・学習時間は2.5時間
【6】建物の火災と防火(火災の性状)・講義
・映像指導
・資料の配布
課題:配布資料の19P〜20Pまで予習
・学習時間は2.5時間
【7】建物の火災と防火(防火計画の総論)その1・講義
・防火材料と性能を調査
・防火材の映像の指導、材料現品の提示
・資料の配布(建築基準法に触れる)
課題:各建材の防火性能を調べる
・学習時間は2.5時間
【8】建物の火災と防火(防火計画の総論)その2・課題の発表課題:建築防火計画の留意点をまとめる
・学習時間は2.5時間
【9】建物の火災と防火(延焼拡大防止計画)・講義
・大学内23号館と5号館の延焼防止策を調査
・資料の配布
・調査内容をグループで討議
課題:配布資料の21P〜26Pまで予習
・学習時間は2.5時間
【10】建物の火災と防火(防排煙計画)・講義
・大学内23号館の防排煙を調査
・映像指導
・資料の配布
課題:調査内容をグループでまとめる
・学習時間は2.5時間
【11】建物の火災と防火(避難計画)・講義及び演習
・資料の配布
・映像指導
課題:配布資料の27P〜37Pまで予習
・学習時間は2.5時間
【12】建物の火災と防火(消防支援計画)・講義
・大学内23号館と5号館の防火消防の設備を調査
・映像指導
復習:配布資料の37P〜46Pまで予習
・学習時間は2.5時間
【13】建物の安全対策(日常火災の防止)・講義
・資料配布
・映像指導
課題:各住まいの墜落・転落防止対策と問題点をレポート作成
・学習時間は2.5時間
【14】建物の安全対策(地震災害の防止・その他の災害防止)・講義
・映像指導
課題:住宅の防災計画のレポート作成
・学習時間は2.5時間
【15】建物の安全のまとめ・課題の発表
・グループ討議
要点を重点に復習
・学習時間は2.5時間
評価方法
・最終試験(知識・理解)の評価(70%)
 特に、専門分野の基本的な知識を身につけたか、また社会の要求に応えることができるか。更には自己の考えを的確に表現できるかなどの到達目標に近づけたか評価する。
・レポート(論理性)の評価(15%)
・平常点(15%)
教科書
 現代建築学「建築防災・安全」 室崎益輝 著 鹿島出版社
参考図書
 随時・共立出版社(建築防災)
配布資料
備考
・オフィスアワーは随時、研究室にて時間は9時〜17時までとする
・講義内容による小テストを実施し、修得向上と、復習することの習慣化を目指す

・実務経験:昭和42年〜昭和46年まで 西松建設本社建築設計部
      昭和46年〜平成10年まで 西松建設 現場施工管理(東京建築支店管内・四国支店管内)
      平成10年〜平成21年 西松建設四国支店にて建築部門統括