徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    物理化学1

科目番号10039担当教員名松尾 亮太単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次1年
授業概要
(授業目的・方針 等)
 薬が化学物質であることを考えますと、化学物質の基本的性質である物質の構造、物質の状態、物質の変化を理解していることが重要となります。特にその中でも物理化学1では「熱力学」の基本的概念を理解することを目的とします。熱力学は経験則に基づく抽象的な概念であるため、取り付きにくい面があります。したがいまして、多くの問題を実際に解法しながら、理解を深められるように授業を進めたいと思います。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】化学結合(化学結合、軌道の混成、分子軌道、共役と共鳴)  
【2】物理化学総論(ファンデルワールスの状態方程式など)  
【3】エネルギー1(仕事、熱)  
【4】エネルギー2(熱力学第1法則)  
【5】エネルギー3(エンタルピー)  
【6】自発的な変化1(熱力学第2法則、エントロピー)  
【7】自発的な変化2(熱力学第3法則)  
【8】自発的な変化3(ギブズ自由エネルギー)  
【9】物理平衡1(相平衡、状態図)  
【10】物理平衡2(浸透圧、沸点上昇、凝固点降下)  
【11】物理平衡3(平衡定数)  
【12】溶液の化学1(化学ポテンシャル)  
【13】溶液の化学2(溶解度)  
【14】溶液の化学3(屈折率、旋光性)  
【15】全体のまとめ  
評価方法
 試験、レポート、出席状況を考慮します。
教科書
 岡島光洋「理系なら知っておきたい化学の基本ノート[物理化学編]」中経出版
 西庄重次郎「薬学のための物理化学」化学同人
参考図書
 適宜配布します。
備考
 この科目は伊藤悦朗、松尾亮太の2名で担当します。
 前期に履修する「物理学A・B」と連動します。したがいまして、物理学A・Bを履修されることをお勧めします。