徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    細胞生物学2

科目番号10045担当教員名三井 洋司単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次2年
授業概要
細胞生物学1を理解した後には、多細胞生物におけるより高次の生体現象として、細胞間の相互作用と制御が重要であることを学ぶ。すなわち、細胞から組織が構築される時、細胞が分化して特異な働きを発揮する時、また、器官が協調して環境変動に対応する時などにおける生体の制御の仕組みとその制御の崩壊に付いて、生物の発生、組織の再生、防御反応及び老化の過程を念頭において、それらに関わるシグナル分子や基本的な概念を理解する。また実験法として、細胞培養、組織培養の手技も学ぶ。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】多細胞生物における生体の制御とは?  
【2】細胞間シグナル伝達の原理  
【3】Gタンパク連結型受容体  
【4】酵素連結型受容体  
【5】細胞周期調節系  
【6】細胞の分裂加齢と細胞死  
【7】組織の構築(1)細胞外マトリックス  
【8】組織の構築(2)上皮層と細胞間結合  
【9】幹細胞、不死化細胞、癌化  
【10】発生(1)受精と体細胞クローン  
【11】発生(2)形態形成と細胞の多様化  
【12】発生(3)細胞分化と組織の維持  
【13】神経系調節と免疫系調節  
【14】細胞培養、組織培養  
【15】試験  
評価方法
筆記試験、レポート、出席などにより評価する。
教科書
Essential 細胞生物学2版(B.Alberts, A.Johnsonら著、中村桂子ら訳、南江堂)
参考図書
細胞の分子生物学 第4版(James Watsonら著、松原謙一ら訳、ニュートンプレス)
機能細胞の分離と培養(三井洋司ら編、著,丸善出版)
備考
これらの知見は主に動物や実験モデルから得られるが、後に学ぶ「人体の構造と機能」、および「病態生理学」の基礎学問として極めて重要であるとの認識が必要である。
真摯に取り組んでほしい。