徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    コミュニケーション論

科目番号10047担当教員名三宅 洋一郎単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
医療や介護の現場で、診療やケアを効果的に行うためには、患者、要介護者及びその家族に対して、あるいは連携して働く他の専門職に対して、十分なコミュニケーション力が必要とされる。コミュニケーションの基本を学び、その応用実践法を修得する。具体的には、コミュニケーションとは何か、ことばとコミュニケーション、ことば以前の非言語コミュニケーションなどについて学び、自分の意見を効果的に聞き手に伝えるプレゼンテーションの仕方についても学ぶ。
到達目標
(知識)コミュニケーションとは何か,どのようにして伝えてゆくか,医療におけるコミュニケーションの重要性について理解する。
(技能)患者さんとのコミュニケーションの基本的技能を身につける。
(態度)患者さんとの対応に必要な態度を身につける。
(思考・判断等)患者さんとの対話をスムーズに進め,問題点を解決できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】コミュニケーションとは
 コミュニケーションはなぜ必要か,どのような方法があるか,なぜ難しいか等
ハンドアウトに沿って講義を行う。コミュニケーションとは何かの確認を行い,必要に応じて自身で調べておく。(30分)
【2】話すこと,聞くこと
 人は自分の望むものだけを聞く,聞き上手は話し上手,話し方のコツ等
前回の確認小テストを行う。
ハンドアウトに沿って講義を行う。
話すこと,聞くことについての確認を行い,必要に応じて自身で調べておく。(30分)
【3】歯科医療の現場でのコミュニケーション(1)
 患者は何かで困っている。患者から情報を聞き出す,初診での対応等
前回の確認小テストを行う。
ハンドアウトに沿って講義を行う。
患者から情報を聞き出し方,初診での対応等についての確認を行い,必要に応じて自身で調べておく。(30分)
【4】歯科医療の現場でのコミュニケーション(2)
 患者と話すときに注意すべき事柄,姿勢,アイコンタクト,傾聴,確認,共感的態度等
前回の確認小テストを行う。
ハンドアウトに沿って講義を行う。
患者と話すときに注意すべき事柄についての確認を行い,必要に応じて自身で調べておく。(30分)
【5】歯科保健指導
 患者の違いによる対応方法,患者の行動パターン,歯科医師・他のスタッフとのコミュニケーション
前回の確認小テストを行う。
ハンドアウトに沿って講義を行う。
歯科保健指導の確認を行い,必要に応じて自身で調べておく。(30分)
【6】ロールプレイの準備
 ペア作り,役割の決定,シナリオ作成
ペアを作り,患者役と歯科衛生士役を決め,初診時の対応のシナリオを作成する。シナリオに従って十分にリハーサルを行う。(30分)
【7】ロールプレイ(1)クラスの前で歯科衛生士役と患者役でロールプレイを行い,クラスメートに評価してもらう。ロールプレイの反省を行う。(30分)
【8】ロールプレイ(2)クラスの前で歯科衛生士役と患者役でロールプレイを行い,クラスメートに評価してもらう。ロールプレイの反省を行う。(30分)
評価方法
講義中の小テスト(30%)及びロールプレイの評価(70%)により行う。
教科書
講義中に資料を配布する
参考図書
歯科スタッフのためのケア・コミュニケーション,コミュニケーション・スキルの学び(実教出版)
備考
オフィスアワー:曜日 月〜金,時間 8:30〜9:00,16:10〜17:00,場所 三宅教授室
実務経験:1980年〜1994年 広島大学歯学部教員,1994年〜2017年 徳島大学歯学部教員