徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    建築計画論(Housing Planning Theory)

科目番号10153担当教員名岡松 道雄単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次2年
授業概要
 建築計画の基礎理論の講義である。建築に求められる性能について考え、建築の設計から竣工までのプロセスの前半にあたる企画・計画・設計に必要な基礎理論を講義する。そして建築の外部空間の計画を論じる。
到達目標
(1)知識……建築の三要素である強・用・美について豊かな知識をもつ。
(2)関心……空間の心理,規模,動線,経済性,安全性,エネルギー消費に関心をもつ。
(3)技能……空間構成の手法を理解し,設計に援用することができる。
(4)思考……建築の性能とは何かを論じることができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】はじめに:建築の機能と性能とは何かを述べる。講義と質疑教科書の復習と講義ノートの整理(2.5h)
【2】空間の性能(1):動線計画の重要性を説き、動線短縮、動線分離、群集動線の安全計画などを述べる。講義と質疑動線計画の復習と講義ノートの整理(2.5h)
【3】空間の性能(2):快適性を生み出す気温、明るさ、騒音防止などの建築計画を述べる。講義と質疑気温・明るさ・騒音の復習と講義ノートの整理(2.5h)
【4】空間の性能(3):火災安全計画や、日常災害と防犯対策など建築の安全性について説明する。講義と質疑安全計画の復習と講義ノートの整理(2.5h)
【5】空間の性能(4):建築の寿命、経済性、耐久性、転用、再生について考える。講義と質疑建築のライフサイクルの復習と講義ノートの整理(2.5h)
【6】空間の性能(5):来るべき持続可能性と省エネルギーのための建築を紹介し、空間の性能をまとめる。講義と質疑持続可能性の復習と講義ノートの整理(2.5h)
【7】計画の技法(1):建築の企画・計画・設計のプロセス、プログラミングとフィードバックについて説明する。講義と質疑企画・計画・設計のプロセスの復習と講義ノートの整理(2.5h)
【8】計画の技法(2):計画の目標、立地条件、データ、機能図などの具体例とその手法を述べる。講義と質疑計画の技法の復習と講義ノートの整理(2.5h)
【9】計画の技法(3):空間構成の手法、コンセプトづくり、プランタイプからの発想、ル・コルビュジェの5原則などを論じる。講義と質疑空間構成の手法,コンセプト,プランタイプの復習と講義ノートの整理(2.5h)
【10】計画の技法(4):連結、分割、グルーピング、ゾーニング、軸線による空間配列、グリッド・プランニングの手法を述べる。講義と質疑グリッド・プランニングの復習と講義ノートの整理(2.5h)
【11】計画の技法(5):空間形成のための仕切りの手法、空間を覆う材料、空間のおさまりについて考える。講義と質疑建築のディテールの復習と講義ノートの整理(2.5h)
【12】計画の技法(6):合理的建築と有機的建築を比較し、計画の技法をまとめる。講義と質疑合理的建築と有機的建築の復習と講義ノートの整理(2.5h)
【13】外部空間と建築の計画(1):外部空間のスケール、広場と歩行空間の計画について述べる。講義と質疑広場と歩行空間の復習と講義ノートの整理(2.5h)
【14】外部空間と建築の計画(2):建物の配置と自然環境の保全、日照条件やプライバシーの確保、日影規制について述べる。講義と質疑建物の配置の復習と講義ノートの整理(2.5h)
【15】おわりに:建築計画の歴史をふりかえり、これからの建築計画に何が求められるかを論じる。講義と質疑科目の理解を完成させる(2.5h)
評価方法
定期試験(100%)。
定期試験のための解説はグーグルクラスルームに掲載する。
教科書
岡田光正ほか,現代建築学[新訂]建築計画1,鹿島出版会。
参考図書
適宜紹介する
備考
科目ナンバー:9QHL211L
グーグルクラスルームに建築の写真などを載せる。
オフィスアワーは随時。場所:23号館11階教員研究室
科目ナンバー:9QHL211L
実務経験:建設会社28年