徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    海外政策事情研究 (外書講読)

科目番号10159担当教員名古家　弘幸単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次１・２年
授業概要
Richard S. Grossman、 Wrong: Nine Economic Policy Disasters and What We Can Learn from Them (Oxford University Press、 October 2013): pp. 266を講読し、過去200年の世界で最も影響が大きかった9つの経済政策の失敗例を通して、海外の政策事情について学ぶ。取り上げられる例は、合衆国独立を招いた18世紀英国の重商主義政策、アイルランドの大飢饉に対処できなかった19世紀英国の自由放任政策、大恐慌を深刻化させた20世紀米国の関税政策、1990年代の日本の失われた十年、21世紀のサブプライムショック、欧州金融財政危機をもたらす遠因となった経済政策などである。受講者による英文読解の発表を中心に、授業を進める。
到達目標
知識(理解):海外の政策科学、ひいては広く社会科学関係の研究文献のテーマを深く理解する。
態度(関心・意欲):世界について広く関心を持つ。
技能(表現):英文を読み、自らの読解を日本語で書けるようになる。
思考・判断:海外の政策科学、ひいては広く社会科学関係の研究文献を英文で読みこなす読解力を身につけ、各自の研究に活かせるスキルを習得する。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】テキストRichard S. Grossman, Wrong: Nine Economic Policy Disasters and What We Can Learn from Them (Oxford University Press, October 2013): pp. 266の紹介と、講義の進め方の説明、各回の読解発表担当者の決定。演習 (少人数での講読形式)。アクティブ・ラーニング。テキストRichard S. Grossman, Wrong: Nine Economic Policy Disasters and What We Can Learn from Them (Oxford University Press, October 2013): pp. 266の購入。
【2】Prologue, pp. xiii-xxi の読解発表とディスカッション、解説。演習 (少人数での講読形式)。アクティブ・ラーニング。Prologue, pp. xiii-xxi の読解準備 (2時間)。
【3】Chapter 1: Introduction, pp. 1-17の読解発表とディスカッション、解説。演習 (少人数での講読形式)。アクティブ・ラーニング。Chapter 1: Introduction, pp. 1-17の読解準備 (2時間)。
【4】Chapter 2: How to Lose an Empire without Really trying: British Imperial Policy in North America, pp. 18-33の読解発表とディスカッション、解説。演習 (少人数での講読形式)。アクティブ・ラーニング。Chapter 2: How to Lose an Empire without Really trying: British Imperial Policy in North America, pp. 18-33の読解準備 (2時間)。
【5】Chapter 3: Establish, Disestablish, Repeat: The First and Second Banks of the United States, pp. 34-53の読解発表とディスカッション、解説。演習 (少人数での講読形式)。アクティブ・ラーニング。Chapter 3: Establish, Disestablish, Repeat: The First and Second Banks of the United States, pp. 34-53の読解準備 (2時間)。
【6】Chapter 4: The Great Hunger: Famine in Ireland, 1846-1852, pp. 54-67の読解発表とディスカッション、解説。演習 (少人数での講読形式)。アクティブ・ラーニング。Chapter 4: The Great Hunger: Famine in Ireland, 1846-1852, pp. 54-67の読解準備 (2時間)。
【7】Chapter 5: The Krauts Will Pay: German Reparations after World War I, pp. 68-81の読解発表とディスカッション、解説。演習 (少人数での講読形式)。アクティブ・ラーニング。Chapter 5: The Krauts Will Pay: German Reparations after World War I, pp. 68-81の読解準備 (2時間)。
【8】Chapter 6: Shackled with Golden Fetters: Britain’s Return to the Gold Standard, 1925-1931, pp. 82-100の読解発表とディスカッション、解説演習 (少人数での講読形式)。アクティブ・ラーニング。Chapter 6: Shackled with Golden Fetters: Britain’s Return to the Gold Standard, 1925-1931, pp. 82-100の読解準備 (2時間)。
【9】Chapter 7: Trading Down: The Smooth-Hawley Tariff, 1930, pp. 101-110の読解発表とディスカッション、解説演習 (少人数での講読形式)。アクティブ・ラーニング。Chapter 7: Trading Down: The Smooth-Hawley Tariff, 1930, pp. 101-110の読解準備 (2時間)。
【10】Chapter 7: Trading Down: The Smooth-Hawley Tariff, 1930, pp. 110-120の読解発表とディスカッション、解説演習 (少人数での講読形式)。アクティブ・ラーニング。Chapter 7: Trading Down: The Smooth-Hawley Tariff, 1930, pp. 110-120の読解準備 (2時間)。
【11】Chapter 8: Why Didnt Anyone Pull the Andon Cord? Japan’s Lost Decade, pp. 121-136の読解発表とディスカッション、解説演習 (少人数での講読形式)。アクティブ・ラーニング。Chapter 8: Why Didnt Anyone Pull the Andon Cord? Japan’s Lost Decade, pp. 121-136の読解準備 (2時間)。
【12】Chapter 9: The Worst Financial Crisis Since the Great Depression: The Subprime Meltdown, pp. 137-151の読解発表とディスカッション、解説。演習 (少人数での講読形式)。アクティブ・ラーニング。Chapter 9: The Worst Financial Crisis Since the Great Depression: The Subprime Meltdown, pp. 137-151の読解準備 (2時間)。
【13】Chapter 10: I’m OK. Euro not OK?, pp. 152-163の読解発表とディスカッション、解説。演習 (少人数での講読形式)。アクティブ・ラーニング。Chapter 10: I’m OK. Euro not OK?, pp. 152-163の読解準備 (2時間)。
【14】Chapter 10: I’m OK. Euro not OK?, pp. 163-173の読解発表とディスカッション、解説。演習 (少人数での講読形式)。アクティブ・ラーニング。Chapter 10: I’m OK. Euro not OK?, pp. 163-173の読解準備 (2時間)。
【15】Chapter 11: What Have We Learned? Where Do We Go From Here?, pp. 174-185の読解発表とディスカッション、解説。演習 (少人数での講読形式)。アクティブ・ラーニング。Chapter 11: What Have We Learned? Where Do We Go From Here?, pp. 174-185の読解準備 (2時間)。
評価方法
各自の担当回の読解発表 (40%) と、毎回の講義の事前に提出してもらう課題 (その週の読解部分について各自で概要をまとめたレポート, 60%) により評価する。
教科書
Richard S. Grossman, Wrong: Nine Economic Policy Disasters and What We Can Learn from Them (Oxford University Press, October 2013): pp. 266.
参考図書
必要に応じて指示する
備考
オフィスアワー　月曜4限　23906号研究室

実務経験　なし