徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    法学A(Law A(Japanese Constitution Included))

科目番号10229担当教員名橋本　誠志単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
基本的人権を中心にわが国の法制度の根幹をなす日本国憲法についての基礎的知識を学ぶ。また、インフォームドコンセント、医療事故、薬害、医療情報等薬学部生として直面することが多いと思われる問題についての法原則や制度について学ぶ。
到達目標
以下の4点を到達目標とする。
(1)知識：法学の基本原理について最低限知っておくべき事項について理解している。
(2)態度：われわれの日常生活で起こる諸問題に関心を持ち、を法的な観点から分析しようとする態度を身に着ける。
(3)技能：われわれの日常生活で起こる諸問題を法的な枠組みで思考し、他者に表現できる技能を身に着ける。
(4)思考・判断：われわれの日常生活で起こる諸問題を法的な枠組みで思考・判断できる能力を身に着ける。
また、(1)〜(4)について、薬学部生として医療と法との関連に関心をもち、医療フィールドをめぐって生じる諸問題について、法的観点から関心を有し、進んで知識を得、他者に分析結果を表現しようとする態度を身に着けることも目標である。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】法とは何か：日本社会の成り立ちについて、政治、経済、法律、歴史、社会学などの観点から説明できる。H(1)��5,6講義教科書、ノートによる講義内容の復習（30分程度）
【2】法の分類・効力：法を分類する観点、時間的・場所的効力が説明できる。法の不遡及適用原則がわかる。講義教科書、ノートによる講義内容の復習（30分程度）
【3】医療制度と行政規制：国はどのように医師を監督しているかを説明できる。B(2)��11講義レジュメの復習（30分程度）
【4】インフォームドコンセント：医療・医学研究におけるインフォームドコンセントの概念と法原則、問題点について説明できる。B(2)��3講義レジュメの復習（30分程度）
【5】医療事故と法：医療事故が発生した場合に医療関係者に生じる可能性のある法的問題と処理に関する規律を説明できる。B(2)��5〜7講義レジュメの復習（30分程度）
【6】薬害：これまでの薬害の歴史を踏まえて薬務行政、医薬品監視、被害救済、薬害防止のあり方等について概略を説明できる。B(2)��10講義レジュメの復習（30分程度）
【7】医療情報：医療情報の利用の意義と保護のあり方を説明できる。B(2)��7講義レジュメの復習（30分程度）
【8】憲法とは何か：近代憲法の特質と分類が説明できる。講義教科書、ノートによる講義内容の復習（30分程度）
【9】国民主権とは：主権の意味と国民主権の実現方法、日本国憲法上の天皇制の基礎が説明できる。講義教科書、ノートによる講義内容の復習（30分程度）
【10】基本的人権の尊重：基本的人権の概念が説明できる。人権の享有主体と制約原理（公共の福祉）が説明できる。講義教科書、ノートによる講義内容の復習（30分程度）
【11】平等原則：法の下の平等原則について説明できる。刑法200条違憲判決とは何か説明できる。講義教科書、ノートによる講義内容の復習（30分程度）
【12】精神的自由：精神的自由権とはどのような人権か、その定義と検閲について説明できる。講義教科書、ノートによる講義内容の復習（30分程度）
【13】経済的自由、人身の自由：日本国憲法上の財産権保障原理について説明できる。講義教科書、ノートによる講義内容の復習（30分程度）
【14】社会権と新しい人権：社会権という新しい人権がなぜ提唱されるようになったのかを説明できる。講義教科書、ノートによる講義内容の復習（30分程度）
【15】参政権：日本社会の成り立ちについて、国民が政治に参加できる権利にはどのようなものがあるかとの観点から説明できる。H(1)��5講義教科書、ノートによる講義内容の復習（30分程度）
評価方法
原則として期末筆記試験100%により評価する。ただし、小テストや小レポート等を課した場合は、これを考慮する。なお、出席は取る。
教科書
・三浦一郎『リアルタイム法学・憲法[4版]』（北樹出版,2015）（ISBN 978-4-7793-0448-4,2600円+税）
・第3〜7回についてはレジュメ配布予定
参考図書
・芦部信喜　高橋和之補訂『憲法　第5版』（岩波書店）3150円+税
・『レクチャー生命倫理と法』法律文化社　甲斐克則編　ISBN9784589032249(第3〜7回)
・『ブリッジブック　医事法』信山社　甲斐克則編　ISBN9784797223224(第3〜7回)
・講義中、条文を頻繁に参照するので、条文は必ず講義に持参すること。ポケット型六法（出版元不問）を持参することが望ましい。
備考
履修上の注意
・出席状況不良者（1/3以上の無届欠席）は自動的に失格となる。
・本試験の欠席者は欠席理由が下記に該当する場合のみ追試験を受験できる。
(1)忌引、(2)本人や家族の急病、不慮の事故等による場合（診断書要）
(3)大学から派遣される研修や試合等の公式行事、(4)就職試験
【オフィス・アワー】
担当教員は徳島キャンパス所属のため、本科目のための「オフィスアワー」は設けないが、講義の前後（おおよそ3限終了後から15時30分頃まで）、管理棟の講師控室にいるようにします。
【備考】講義にはポケット型六法等を持参し、条文を常に参照できるようにしておくこと。第3〜7回についてはレジュメ配布予定

【DP配分】
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7
1.0 0 0 0 0 0.8 0.2
香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分（DP1〜7の合計が担当科目の単位数となる）。