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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】電子情報ナノ材料（Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ　Ｎａｎｏ　Ｍａｔｅｒｉａｌｓ）

科目番号	10334	担当教員名	松田　和典	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	3年

授業概要
エレクトロニクスをはじめとする先端産業では多種多様な電気電子材料により支えられている。その材料物性は基本的な物理学・化学的原理・法則で理解できる。近年では、ナノスケールで物質構造を作製・制御して、新しい物性や機能を発現させる試みがなされている。本講では、基礎理論を含めた立場から理解するよう学習を進め、材料物性の基礎を身に着ける。さらに、簡単なデバイスを含めて電気電子材料の応用について学ぶ。
到達目標
【知識(理解)】固体の電子状態や基本的な機能およびバンド構造が理解できる．【態度(関心・意欲)】固体の電子材料について現代物理学の観点から考えることができる．【技能(表現)】固体の電子状態や半導体素子の機能について基本的なことがバンド構造を使って説明できる．【思考(判断)】結晶の電子的な機能について基本的な事柄が分る．

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	序論，結晶構造と対称性	・講義・演習	【事前】参考書の該当箇所を予習（1時間）【事後】指示された演習問題を提出（1時間半）
【2】	実際の結晶構造	・講義・演習	【事前】参考書の該当箇所を予習（1時間）【事後】指示された演習問題を提出（1時間半）
【3】	結晶の結合様式Ⅰ（イオン結合と結晶）	・講義・演習	【事前】参考書の該当箇所を予習（1時間）【事後】指示された演習問題を提出（1時間半）
【4】	結晶の結合様式Ⅱ（結晶の凝集エネルギー）	・講義・演習	【事前】参考書の該当箇所を予習（1時間）【事後】指示された演習問題を提出（1時間半）
【5】	結晶の不完全性と電子状態	・講義・演習	【復習】結晶の結合様式，不完全結晶の電子状態の基本的なことについて説明できるようにしておくこと（1時間半）
【6】	固体の中の電子Ⅰ（量子論入門）	・講義・小テスト	【事前】参考書の該当箇所を予習（1時間）【事後】指示された演習問題を提出（1時間半）
【7】	固体の中の電子Ⅱ（簡単な量子系）	・講義・演習	【事前】参考書の該当箇所を予習（1時間）【事後】指示された演習問題を提出（1時間半）
【8】	固体の中の電子Ⅲ（トンネル効果）	・講義・演習	【事前】参考書の該当箇所を予習（1時間）【事後】指示された演習問題を提出（1時間半）
【9】	固体の中の電子Ⅳ（エネルギーバンド構造）	・講義・演習	【事後】固体の中の電子状態について基本的なことが説明できるようにしておく（2時間）
【10】	半導体素子Ⅰ（pn接合）	・講義・小テスト	【事前】参考書の該当箇所を予習（1時間）【事後】指示された演習問題を提出（1時間半）
【11】	半導体素子Ⅱ（ショットキー接合）	・講義・演習	【事前】参考書の該当箇所を予習（1時間）【事後】指示された演習問題を提出（1時間半）
【12】	半導体素子Ⅲ（トランジスタ）	・講義・演習	【事前】参考書の該当箇所を予習（1時間）【事後】指示された演習問題を提出（1時間半）
【13】	半導体素子Ⅳ（発光・受光素子）	・講義・演習	【事前】参考書の該当箇所を予習（1時間）【事後】指示された演習問題を提出（1時間半）
【14】	半導体の製造技術Ⅰ（プレーナ技術）	・講義・演習	【事前】参考書の該当箇所を予習（1時間）【事後】指示された演習問題を提出（1時間半）
【15】	半導体の製造技術Ⅱ（微細加工技術）	・講義・演習	【事後】半導体技術の基本的なことについて説明できるようにしておくこと（2時間）

評価方法
課題１．すべて提出すること。試験 1.小テスト２回、期末試験。成績 1.試験（40％）、宿題（45％）、授業態度（15％）．
教科書
配布資料．
参考図書
入門固体物性－基礎からデバイスまで－（斉藤他著，共立出版）2,800-

備考

１．履修にあたっては2年次の工業物理学，工業数学，基礎物理化学をとっていることが望ましい．
２.毎週，講義１コマ・演習１コマのペースで授業を行います．
３.授業を１回でも欠席するとついて行けなくなるので注意．
４．習熟度に応じてクラス分けをすることがある．
【オフィスアワー】水・木5時限，18号館4F3435
【実務経験】鳴門教育大学（兵庫教育大学大学院連合学校研究科）
【クラスコード：ydmr6on】