徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    看護倫理 Nursing Ethics

科目番号10383担当教員名吉永 純子単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次1年
授業概要
倫理学を基盤として、看護における生命倫理の概念を概観するとともに、倫理規範、倫理理論、倫理原則、看護実践、看護管理、研究上の倫理課題および倫理的問題の解決法等を探究する。加えて、看護の倫理的課題の解決を通して倫理的判断能力を養う。さらに、人間の尊厳を守る患者の権利擁護者である看護専門職者としてより高度な倫理的感受性と思考力を獲得し、最善の努力をする看護専門職として自律する能力を探究する。
到達目標
知識:倫理理論や倫理原則によって個々の判断や実践は正当化され弁護されることを踏まえ、看護実践への活用を考察することができる。 
思考・判断:人間の尊厳、患者の権利を踏まえ看護における倫理規範について自分の言葉で考察し、看護実践への活用を論じることができる。     
思考・判断、技能(表現):倫理的意思決定のプロセスを通して看護師が直面する倫理的ジレンマを具体的に分析でき、 解決策に向けてチーム医療の一員として行動を提案できる。     
関心・意欲:看護専門職者として倫理的感受性を磨き倫理的判断の解決を導き出し、自律した倫理的判断能力と患者の権利擁護者となる能力を獲得できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】1回:倫理の基本的な考え方、倫理理論講義と討議事前学習と復習(2時間):吉永純子担当
【2】2回:生命倫理、倫理の原則講義と討議事前学習と復習(2時間):吉永純子担当
【3】3回:看護実践の倫理、守秘義務と個人情報保護講義と討議事前学習と復習(2時間):吉永純子担当
【4】4回:専門職の倫理、看護職の倫理綱領講義と討議事前学習と復習(2時間):吉永純子担当
【5】5回から8回:倫理的課題へのアプローチプレゼンテーションと討議プレゼンテーション資料の作成(2時間):吉永純子担当
【6】9回から13回:研究倫理、生命・医学系指針プレゼンテーションと討議プレゼンテーション資料の作成習(3時間):楊河宏章担当
【7】14回:臨床倫理、事例分析プレゼンテーションと討議プレゼンテーション資料の作成習(3時間):楊河宏章担当
【8】15回:まとめプレゼンテーションと討議レポート作成(3時間):楊河宏章,吉永純子担当
評価方法
レポート40%,プレゼンテーション(発表)と討議60%で評価する。
評価内容および結果については,学生ポータルサイトの「授業のお知らせ」またはGoogleクラスルームでフィードバックする。
教科書
宮坂 道夫. 看護倫理. 医学書院
吉田みつ子. 看護倫理―見ているものが違うから起こること. 医学書院
小林亜津子. 看護のための生命倫理〔改訂三版〕 . ナカニシヤ出版
サラT.フライ. 看護実践の倫理.日本看護協会出版会
参考図書
備考
実務経験:吉永純子(病院看護師、7年)、楊河宏章(大学病院医師、35年)
オフィスアワー:毎週金曜 17時から18時
(オフィスアワー以外は、研究室を不在にしている場合があります。訪室前にメールで日時を相談してください。)