徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    放射線治療機器学

科目番号10650担当教員名岩崎　孝信単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次3年
授業概要
　放射線を腫瘍細胞に外部から照射することによって治療を行うためには、高エネルギーを発生させる放射線治療機器が必要です。近年の科学技術の発展により放射線治療機器も高性能な機能を装備しています。
　この機器は当初X線と電子線を発生させるリニアックが主流でしたが、近年、様々な放射線に対応した治療機器が開発され、実用化されています。これらの機器の構造や発生原理について学修します。さらに、これらの治療機器を有効利用して正確にピンポイントで放射線を照射する方法についても学びます。
到達目標
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1.放射線治療技術学を理解する際、附随して必要とされる放射線関連の基礎的事項について説明できる。
2.放射線治療で使用される放射線発生装置の機器の構造,治療用放射線の発生原理について説明できる。
3.放射線治療で使用される附属機器と照射補助具の説明ができる。
4.放射線治療技術学で使用される重要用語・英語の略語の意味と役割を説明できる。
例示：BNCT,CTV,DMU,DVH,EPID,GTV,IGRT,IMRT,MLC,MU,PDD,PS,RALS,RTPS,SM,SOBP,SRS,SRT,SSD,TAR,TBI,TMRなど。
5.粒子線治療機器の概要が説明できる。
6.放射線治療の吸収線量測定の概要が説明できる。
��態度（関心・意欲）
　放射線治療機器に関心を示し、自ら意欲的に放射線治療技術学の学修に取り組むことができる。
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　放射線治療用機器について、その概要を具体的に説明し友人に理解させることができる。
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　放射線治療の基本的な事項及び照射方法等を理解し、診療放射線技師国家試験の設問に対し、授業内容を総合的に思考判断して放射線治療の設問に回答できる。及び、設問の主旨を説明し解説できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】放射線治療機器学概論講義配布資料の熟読と理解
(予習・復習・各90分）
【2】放射線治療の歴史と放射線治療技術講義配布資料の熟読と理解
(予習・復習・各90分）
【3】放射線治療と放射線生物学の関係講義教科書22ｐ〜38ｐの熟読と理解
(予習・復習・各90分）
【4】外部放射線治療装置について講義教科書40ｐ〜59ｐの熟読と理解
(予習・復習・各90分）
【5】照射装置関連器具について講義教科書60ｐ〜81ｐの熟読と理解
(予習・復習・各90分）
【6】その他の放射線発生装置について講義配布資料の熟読と理解
(予習・復習・各90分）
【7】外部放射線治療について(照射法、呼吸移動対策）講義教科書140ｐ〜190ｐの熟読と理解
(予習・復習・各90分）
【8】外部放射線治療について(全身照射、定位照射、IMRT）講義教科書140ｐ〜190ｐの熟読と理解
(予習・復習・各90分）
【9】癌のTNM分類・リニアックについて講義配布資料の熟読と理解
(予習・復習・各90分）
【10】密封小線源治療について講義教科書192ｐ〜222ｐ、286ｐ〜289ｐの熟読と理解
(予習・復習・各90分）
【11】放射線治療計画について講義教科書82ｐ〜101ｐの熟読と理解
(予習・復習・各90分）
【12】粒子線治療について講義教科書240ｐ〜265ｐの熟読と理解
(予習・復習・各90分）
【13】放射線治療と吸収線量測定の関係講義教科書102ｐ〜139ｐの熟読と理解
(予習・復習・各90分）
【14】QA・QCについて講義教科書266ｐ〜286ｐおよび配布試料の熟読と理解
(予習・復習・各90分）
【15】放射線治療機器学のまとめ講義配布資料の熟読と理解
(予習・復習・各90分）
評価方法
期末試験及び平常点（実力テストの結果を含む）などを総合的に評価します。
（評価の割合は期末試験50％、平常点50％とする）
教科書
放射線治療　基礎知識図解ノート　6,500+税
参考図書
放射線治療物理学　第3版　文光堂　4,500+税
備考
オフィスアワー：月曜日　16時30分〜17時30分　15号館 4階　3423室
実務経験：昭和62年4月 〜 平成30年3月　香川大学医学部附属病院　診療放射線技師