徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    生物物理学(Biophysics)

科目番号10671担当教員名岸本 泰司単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次2年
授業概要
 生物物理学は、生命システムを物理学と物理化学を用いて理解しようとする学問領域である。生物物理学の対象は、分子スケールから1個体、生態系に至るまで全階層の生物的組織におよんでいる。本講義の前半ではこの生物物理学の基礎となる緩衝液および電解質溶液の理論と、電気化学の話題を中心に解説し、問題演習を行う。後半では物理製剤学などの医療薬学分野を学ぶ上で重要となる「界面、コロイド分散系」「粘度、輸送系」「分子間相互作用」の概念•関連する諸現象、およびこれら概念•現象の理解に必要な科学的原理について講義を行う。
到達目標
生物に係わる現象を物理化学的なアプローチで理解するための考えを身に付ける。 溶液の化学、電解質、電池、モル伝導率、コロイド、界面、分子間相互作用、ホルモン、オータコイドなど多様な生物物理学的現象について論理的に説明し、必要に応じて計算もできる。(知識・理解)
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】相平衡の応用(化合物を形成する場合および三成分系の平衡)を理解する。緩衝溶液の理論、ヘンダーソン・ハッセルベルヒの式を理解する。
C1(3)�1〜3、C2(2)�1,2,4
講義と質疑教科書p100-102および8.3を読む。
宿題:課題プリント
【2】弱電解質溶液の電離と導電性、難溶性塩の溶解度と溶解度積について理解する。
E5(1)�2〜4、H(5)�1
講義と質疑教科書8.4, 8.5を読む。
宿題:課題プリント
【3】ギブズ自由エネルギーと化学ポテンシャルを理解する。
C1(2)�4,5、C1(2)�1,2
講義と質疑教科書5章を読む。
宿題:課題プリント
【4】化学電池の主な種類、起電力、半電池について理解する。濃淡電池、細胞膜電位の測定について理解する。 C1(2)�1,2講義と質疑事前配布資料該当箇所を読む。宿題:課題プリント
【5】分子間相互作用1
ファンデルワールス力について説明できる。 C1(1)�1
静電相互作用について例を挙げて説明できる。 C1(1)�2
双極子間相互作用について例を挙げて説明できる。 C1(1)�3
講義と質疑事前配布資料該当箇所を読む。宿題:課題プリント
【6】分子間相互作用2
分散力について例を挙げて説明できる。 C1(1)�4
水素結合について例を挙げて説明できる。 C1(1)�5
電荷移動相互作用について例を挙げて説明できる。 C1(1)�6
講義と質疑事前配布資料該当箇所を読む。宿題:課題プリント
【7】前半のまとめ (中間テスト)。テスト、講義と質疑前半の復習
中間テストの振り返り
【8】界面の性質、界面活性剤について理解する。IC1�2,3、E5(1)�1 講義と質疑教科書11章を読む。
宿題:課題プリント
【9】界面における平衡、吸着平衡について理解する。IC1�1,4講義と質疑教科書12章を読む。
宿題:課題プリント
【10】コロイドの分類と性質(分散系)を説明できる。E5(1)�2講義と質疑教科書13章を読む。
宿題:課題プリント
【11】流動現象および粘度について理解する。E5(1)�3講義と質疑教科書14章を読む。
宿題:課題プリント
【12】拡散、溶解、沈降現象について理解する。E4(1)�1、E5(1)�3講義と質疑教科書16.1, 16.2を読む。
宿題:課題プリント
【13】ホルモン・内分泌系、オータコイドによる調節機構
代表的なホルモンを挙げ、その産生器官、生理活性および作用機構について概説できる。C7(2)�1
代表的なオータコイドを挙げ、生理活性および作用機構について概説できる。C7(2)�1
講義と質疑事前配布資料該当箇所を読む。宿題:課題プリント
【14】サイトカイン・増殖因子による調節機構
代表的なサイトカイン、増殖因子を挙げ、生理活性および作用機構について概説できる。 C7(2)�1
講義と質疑事前配布資料該当箇所を読む。宿題:課題プリント
【15】全体のまとめ試験およびその解説全体の復習
宿題:課題プリント
評価方法
定期試験(70%)、課題レポート・課題プリント・小テスト(20%)、態度(10%)等により総合的に評価する。
教科書
ベーシック薬学教科書シリーズ3「物理化学」、石田寿昌編、化学同人、2007年、ISBN-978-4-7598-1253-4
※本テキストはH30年2月末に新版が発行される予定であるが、1年次に既に旧版を購入した者は新たに購入する必要はない。
参考図書
物理化学(上)(生命薬学テキストシリーズ)、桐野 豊編、共立出版、1999年、ISBN−432005511X
    基礎薬学「物理化学」(第2版)桐野 豊編、廣川書店、1999年、ISBN−4-567-22281-4
備考
【受講心得】
・各週の講義の前日までに、本シラバスを読み、教科書(または講義前週までに配布する事前資料)の該当する箇所を読んで、予習しておくこと。
・講義プリントを配布するので、これを復習に利用すること。
・講義で配布されたプリント類は、学習ポートフォリオ・バインダーなどに入れて保存し、読み返して、復習すること。
・携帯電話はマナーモードに設定し、机の上に置いたり服のポケットなどには入れず、カバンの中にしまうこと。
・授業中の食事は禁止する(飲み物のみ許可する)。

【オフィス・アワー】
水曜日12時15分〜14時、それ以外にも適宜、香川薬学部研究棟7階 生命物理化学講座

【備考】 
 第一回目の授業までに、シラバスを読んでおく。
前日までに、教科書を予め読んで(予習)、よく理解できなかったところをマークしておき、当日、講義を聞いて理解するように努める。講義を聞いてもよく理解できなかったところ、或いは、講義を聞いて新たに起こった疑問を教師に質問する。
授業の日の夜に、復習し、課題(宿題)をやる。翌日まで延ばさない。

【DP配分】 
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7
0 0.6 0 0 0 0.4 0
香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1〜7の合計が担当科目の単位数となる)。

【実務経験】
三菱化学生命科学研究所研究員(2001/4〜2003/3)