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| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 10796 | 担当教員名 | 近藤 政行 | 単位 | 2単位 |
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| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 通年 | 対象年次 | 1年 |
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| 授業概要 |
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| 宇治拾遺物語を読みながら、古語の意味を理解し、文法に従って正しく解釈する方法を学ぶ。 |
| 到達目標 |
| 説話について関心を持ち、古文解釈の知識を深め、、文法に従って正確な現代語で表現できることを目指す。 |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | 授業計画についての説明 | 講義（一斉講義形式） | 教科書に目を通すとともに、宇治拾遺物語についての文学史的知識を得ておく。（１２０分） |
| 【2】 | 五色の鹿の事（１） | 演習（グループワーク） | 本文に出てくる命令文について調べる（６０分） |
| 【3】 | 五色の鹿の事（２） | 演習（グループワーク） | 「ゆめゆめ」などの陳述副詞（呼応の副詞）をすべてチェックする。（６０分） |
| 【4】 | 五色の鹿の事（３） | 演習（グループワーク） | 禁止の表現としてどのような表現が用いられているかをチェックする。（６０分） |
| 【5】 | 鼻長僧の事（１） | 演習（グループワーク） | 単語の意味を調べる。（６０分） |
| 【6】 | 鼻長僧の事（２） | 演習（グループワーク） | プリント「今昔物語集２８の２０」との比較を行い、相違するところを原稿用紙２枚にまとめて提出する。（１８０分） |
| 【7】 | 鼻長僧の事（３） | 演習（グループワーク） | プリント「徒然草２２段」を読んで、この説話について何が言えるかを明らかにする。（１２０分） |
| 【8】 | 絵仏師良秀家の焼くるを見て悦ぶ事（１） | 演習（グループワーク） | 単語の意味を調べる。（６０分） |
| 【9】 | 絵仏師良秀家の焼くるを見て悦ぶ事（２） | 演習（グループワーク） | 「給へる」（２４ページに２回出てくる）の「る」が何（品詞だとか活用形）であるか説明できるようにしておく。（６０分） |
| 【10】 | 雀報恩の事（１） | 演習（グループワーク） | 単語の意味を調べる。 推定伝聞の助動詞「なり」が出てくるところをチェックする。（６０分） |
| 【11】 | 雀報恩の事（２） | 演習（グループワーク） | 受身の表現が出てくるところをチェックする。（６０分） |
| 【12】 | 雀報恩の事（３） | 演習（グループワーク） | 「まさりなん」と「さもあらなん」（ともに２９ページ）とで「なん」の違いを説明できるようにしておく。（６０分） |
| 【13】 | 雀報恩の事（４） | 演習（グループワーク） | 助動詞「べし」の活用を調べる。（６０分） |
| 【14】 | 小野篁広才の事 | 演習（グループワーク） 右の課題の提出 | 課題 片仮名のもとになった漢字を調べて、原稿用紙に書いて提出する。（１２０分） |
| 【15】 | ある僧人の許にて氷魚を食ひたる事（１） | 演習（グループワーク） | プリント「古代人のわらひごゑ」の要旨を原稿用紙1枚にまとめて提出する。（２４０分） |
| 【16】 | 長谷寺参籠の男利生にあづかること（１） | 演習（グループワーク） | 単語の意味を調べる。（６０分） |
| 【17】 | 長谷寺参籠の男利生にあづかる事（２） | 演習（グループワーク） 右の課題の提出 | 課題 ほかにも長谷寺が出てくる説話や物語がないか、長谷寺はどのような寺なのかなどを調べて原稿用紙３枚にまとめて提出する。（３６０分） |
| 【18】 | 長谷寺参籠の男利生のあづかる事（３） | 演習（グループワーク） | 「反実仮想」とはどのような語法か調べる。 長谷寺から京までの道程を地図で確認しておく。（１２０分） |
| 【19】 | 長谷寺参籠の男利生にあづかる事（４） | 演習（グループワーク） | 「給ふれ」（５５ページ）の敬語としての特徴を調べて説明できるようにしておく。（６０分） |
| 【20】 | 伴大納言応天門を焼く事（１） | 演習（グループワーク） | 単語の意味を調べる。（６０分） |
| 【21】 | 伴大納言応天門を焼く事（２） | 演習（グループワーク） | 「とて」が出てくるところをチェックして、その使い方に何か共通するものがないか考える。 （６０分） |
| 【22】 | 伴大納言応天門を焼く事（３） | 演習（グループワーク） | この説話で、出来事の述べ方に興味深いところがあるとすればどこなのか指摘する。（６０分） |
| 【23】 | 利仁芋粥の事（１） | 演習（グループワーク） | 単語の意味を調べる。 「いざさせ給へ」について、１３ページの「御足給へ」と関連させて表現の成り立ちを考える。（１２０分） |
| 【24】 | 利仁芋粥の事（２） | 演習（グループワーク） | 古代の時刻の言い方を調べる。（６０分） |
| 【25】 | 利仁芋粥の事（３） | 演習（グループワーク） | 伝聞・推定の助動詞「なり」を抜出し、その場合の意味を考える。（６０分） |
| 【26】 | 利仁芋粥の事（４） | 演習（グループワーク） | 「早う（く）……なりけり」という言い方の意味を考える。（１２０分） |
| 【27】 | 陽成院ばけ物の事（１） | 演習（グループワーク） | 単語の意味を調べる。（６０分） |
| 【28】 | 陽成院ばけ物の事（２） | 演習（グループワーク） | プリント「今昔物語集２７の５」との相違点を原稿用紙２枚にまとめ提出する。（２４０分） |
| 【29】 | 夢買ふ人の事（１） | 演習（グループワーク） | 単語の意味を調べる。（６０分） |
| 【30】 | 夢買ふ人の事（２） | 演習（グループワーク） | 「反実仮想」とはどのような語法だったか復習する。（６０分） |
| 評価方法 |
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| 筆記試験６０％・課題提出３０％・平常点１０％として評価する。 |
| 教科書 |
| 増古和子『校注 宇治拾遺物語』武蔵野書院 |
| 参考図書 |
| 新編日本古典全集『宇治拾遺物語』小学館 |
| 備考 |
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| 毎回古語辞典を持ってくること。 オフィスアワー（毎週火曜日午前10時から12時、研究棟(7号館)6階６０４研究室） |