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| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 10800 | 担当教員名 | 保田 定利 | 単位 | 2単位 |
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| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 3年 |
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| 授業概要 |
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| ・放射線業務従事者にとって放射線の安全管理と放射線障害防止に関する知識は非常に重要です。同時に医療機器の使用や放射線使用施設の設置・運用にあたっての安全基準も重要です。本講義では安全に放射線を使用するにあたっての法的規制について説明します。具体的には医療法，医療法施行規則，診療放射線技師法，労働安全衛生法，電離放射線障害防止規則，人事院規則，医薬品医療機器等の関連法令，施行規則等について講義を行います。 ・放射線は基本的に人体に害を与えるものであるが、放射線を安全に取扱い的確な管理を行うことによって、障害の発生を抑制することができます。この科目では放射線の防護、取扱い、管理の観点から放射線の有用性を最大限に発揮するための方法について説明します。 |
| 到達目標 |
| ・放射線管理・取扱いに関する関係法規の内容を理解し遵守できる知識を習得する。 ・放射線業務従事者及び一般公衆の放射線障害防止と放射線安全管理に関する関連法令について理解する。 ・放射線使用施設の法的管理基準を理解する。 ・放射線装置および放射線源の保守・管理基準を理解する。 �｜亮� 放射線を安全に管理することによって、放射線のもつ有用性が最大限に発揮できるということを理解する。 ��態度 放射線は放射線技師単独で専門職として取り扱うことよりも、多くの職種が関わる場合が多い。チーム医療の一員として放射線安全に関して積極的に参加する。 �５伺� 放射線を発生する物質や装置には様々形態がある。それぞれの状況に応じた取り扱いや管理測定をする。 �せ弭諭θ獣� 放射線を取り扱う者として、医療人としての高い倫理観に基づいた判断や行動をする。福島原発事故以来、放射線に対して否定的な感情を持つ人々も存在する現状である。放射線の本質を伝えることによって、多くの人々が安心して生活できるように社会的な貢献及び人々に放射線の安全な取扱を説明し、実践できるようになる。 |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | 放射性同位元素等規制法・目的・定義 | 講義 | 教科書（放射線取扱の基礎・法令） P1〜P12の熟読と理解 |
| 【2】 | 許可申請 使用の届出 施設基準 施設検査 | 講義 | 教科書（放射線取扱の基礎・法令） P13〜P30の熟読と理解 |
| 【3】 | 施設基準 施設検査 定期検査 適合基準 | 講義 | 教科書（放射線取扱の基礎・法令） P31〜P49の熟読と理解 |
| 【4】 | 基準適合義務 許可証 行為基準 | 講義 | 教科書（放射線取扱の基礎・法令） P50〜P61の熟読と理解 |
| 【5】 | 放射線障害予防規程 測定関係 教育訓練 | 講義 | 教科書（放射線取扱の基礎・法令） P62〜P74の熟読と理解 |
| 【6】 | 健康診断 放射線取扱主任者 譲渡・譲受 所持制限 | 講義 | 教科書（放射線取扱の基礎・法令） P75〜P88の熟読と理解 |
| 【7】 | 特定放射性同位元素の防護に関する措置 | 講義 | 教科書（放射線取扱の基礎・法令） P89〜P102の熟読と理解 |
| 【8】 | 事故届 危険時の措置 取扱の制限 立入検査 | 講義 | 教科書（放射線取扱の基礎・法令） P103〜P118の熟読と理解 |
| 【9】 | 放射線関係法規とＩＣＲＰ勧告及び放射性同位元素等規制法 | 講義 | 教科書（放射線関係法規概説）P20〜P32の熟読と理解 |
| 【10】 | 医療法・医療法施行規則-1 医療法の構成・放射性同位元素の数量及び濃度・装置等の定義及び届出・エックス線装置等の防護・構造設備基準 | 講義 | 教科書（放射線関係法規概説）P129〜P147の熟読と理解 |
| 【11】 | 医療法・医療法施行規則-2 管理者の義務・限度・医療法施行規則（抄） | 講義 | 教科書（放射線関係法規概説）P148〜P172の熟読と理解 |
| 【12】 | 医療法・医療法施行規則-3 エックス線装置等の防護・エックス線診療室等の構造設備・管理者の義務・限度 | 講義 | 教科書（放射線関係法規概説）P173〜P203の熟読と理解 |
| 【13】 | 労働関係法令と放射線防護関係法令の比較 電離則等の労働法関係法令・電離則及び人事院規則の要点・放射線防護関係法令の比較 | 講義 | 教科書（放射線関係法規概説）P205〜P243の熟読と理解 |
| 【14】 | 診療放射線技師法 | 講義 | 教科書（放射線関係法規概説）P211〜P235の熟読と理解 |
| 【15】 | まとめ（授業の要点再確認） | 講義 | 予習・復習 配布資料の熟読と理解 |
| 評価方法 |
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| ・平常点(実力試験の結果を含む)や期末試験の結果などを総合的に評価します。（評価の割合は平常点15%、期末試験85%とします）筆記試験および授業態度・平常点等により総合的に判断します ・期末試験が再試験になった対象者（追試験対象者も含む）は夏季休暇中に特別に補講を行います。この補講の出席率が悪い場合は、夏休み後に実施する再試験（追試験）の得点に影響します。 |
| 教科書 |
| ・放射線関係法規概説−医療分野も含めて 川井恵一著 通商産業研究社 ・放射線取扱の基礎 9版 日本アイソトープ協会発行 ・教員作成資料「教員作成スライド」 |
| 参考図書 |
| ・「放射線安全管理学」 監修：日本放射線技術学会， 共編：西谷源展・鈴木昇一 オーム社 ・放射線障害の防止に関する法令 概説と要点 改訂9版 日本アイソトープ協会 ・放射線安全管理学 改訂2版 オーム社 |
| 備考 |
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| ・オフィスアワー：月曜日 16時25分から17時55分まで 保田研究室 実務経験：昭和50年4月より8年間、北里大学病院（神奈川県相模原市）放射線部で診療放射線業務に従事した。 昭和58年4月より29年間香川大学医学部付属病院（香川県三木町）放射線部で診療放射線業務に従事した。 上記の2つの大学病院・主に核医学関連の診療・研究に従事し、学会発表などを行った実績がある。 グーグルクラスルームのクラスコード：knkja6v |