徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    放射線科学技術論 - Radiological Sciences Theory

科目番号10801担当教員名高津　安男単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次1年
授業概要
診療放射線技師の業務内容および医療・職業倫理等について説明し診療放射線技師としての心構えを理解させる。
放射線の影響，特徴，取り扱い法を理解し検査に必要な装置，検査技術，画像処理等について説明する。
放射線の安全管理および装置の保守管理について説明する。
到達目標
�｜亮院�放射線に関する基礎知識を習得し、診療放射線技師の行う検査、管理、測定方法の概要、および今後に実施される専門科目の基礎的内容を理解する。
��態度：診療放射線技師としての業務内容とチーム医療における診療放射線技師の役割を理解し、実践できる。
�５伺宗�放射線検査業務に必要な装置，検査技術の基礎知識を理解し、臨床実習で病院を訪問したときに戸惑うことが無いような技能を身につける。
�せ弭諭Э芭妬�射線技師としてどのような行為をすれば良いかを考えることができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】診療放射線技師としての心構えとその業務内容について
医療従事者としてのモラル，責任感，人間性，教養等の必要性及びチーム医療の重要性等について講義し医療人としての自覚を持つ。【担当：佐藤】		スライドを使用した講義。今後の授業方針を説明し、講義終了後に次回の講義の要点を説明する。授業の復習：配布資料（約60分）によって理解を深める。
【2】放射線の基礎知識
「放射線と物質の相互作用」を中心に講義し放射線の性質を理解する。【担当：佐藤】		スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。授業の復習と次回の予習（各60分）によって理解を深める。教科書　p.1〜4、教科書　p.92〜100、配布資料
【3】放射線障害防止と防護
「放射線障害（細胞レベル）」，「医療行為による被ばく」，「放射線検査による被ばく」等について説明し放射線防護の重要性を理解する。教員作成資料により放射線測定機器の概要について説明し放射線測定器の原理を理解する。【担当：佐藤】		スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。授業の復習と次回の予習（各60分）によって理解を深める。教科書　p.57〜75、p.125〜129、配布資料
【4】核医学検査部門における設備・装置の概要
「放射性医薬品，放射性廃棄物の管理」及び「核医学検査装置・施設，放射性医薬品」等の講義により核医学検査機器の概要，放射性医薬品の管理及び放射性廃棄物管理の重要性を理解する。【担当：佐藤】		スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。授業の復習と次回の予習（各60分）によって理解を深める。教科書p.138〜150、配布資料
【5】核医学検査技術
「SPECT，PET検査」及びスライド「密封小線源治療」について説明し核医学検査・治療方法の概要を理解する。【担当：佐藤】		スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。授業の復習と次回の予習（各60分）によって理解を深める。教科書　p.151〜167、配布資料
【6】「放射線の安全管理」に関する関係法規について説明し放射線管理の重要性を理解する。　　放射線検査機器の保守管理技術
スライドにより放射線検査機器の保守管理の重要性を理解する。【担当：佐藤】		スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。授業の復習と次回の予習（各60分）によって理解を深める。教科書　教員作成配布資料
【7】【１】から【６】までの授業の総括と授業の理解度を確認するための評価試験を実施する。【担当：佐藤】スライドを使用した講義と【１】から【６】までの範囲の評価試験を行う．授業の復習（約60分）によって理解を深める。
【8】放射線画像検査技術（�機飽貳婿１董�CTについて説明し放射線検査の概要を把握する【担当：高津】スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。教科書　p.5〜26pおよび27〜35の内容を予習して講義に備えておく（約60分）。その日の復習および課題の施行・提出（約60分）によって理解を深める。
【9】放射線画像検査技術（�供�MRI装置，超音波装置，骨塩定量装置について説明し放射線検査の概要を把握する【担当：高津】スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。教科書p.36〜56の内容を予習して講義に備えておく（約60分）。その日の復習および課題の施行・提出（約60分）によって理解を深める。前回の課題のフィードバックにより復習し、前回の内容をさらに理解しておく。
【10】放射線画像検査技術（�掘紡け童〆困砲弔い得睫世景�射線検査の概要を理解する【担当：高津】スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。教科書p.82〜91の内容を予習して講義に備えておく（約60分）。その日の復習および課題の施行・提出（約60分）によって理解を深める。前回の課題のフィードバックにより復習し、前回の内容をさらに理解しておく。
【11】放射線画像検査技術（�検貌端豸〆�
「IVR，ラジオ波焼灼療法，オートプシーイメージング」について説明し特殊放射線検査の概要を理解する【担当：高津】		スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。教科書p.120〜137の内容を予習して講義に備えておく（約60分）。その日の復習および課題の施行・提出（約60分）によって理解を深める。前回の課題のフィードバックにより復習し、前回の内容をさらに理解しておく。
【12】画像処理及び医療情報システムの概要
「画像診断の医療情報システム，医療情報システムの安全管理，遠隔画像診断」等についても説明し医療情報保護の重要性も認識する【担当：高津】		スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。教科書p.108〜119の内容を予習して講義に備えておく（約60分）。その日の復習および課題の施行・提出（約60分）によって理解を深める。前回の課題のフィードバックにより復習し、前回の内容をさらに理解しておく。
【13】放射線治療部門における設備・装置の概要「放射線治療の基礎知識」を理解する【担当：高津】スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。教科書p.76〜81の内容を予習して講義に備えておく（約60分）。その日の復習および課題の施行・提出（約60分）によって理解を深める。前回の課題のフィードバックにより復習し、前回の内容をさらに理解しておく。
【14】【８】から【１３】の講義の総括【担当：高津】スライドを使用した講義【８】から【１３】の総復習（約60分）によって理解を深める。前回の課題のフィードバックにより復習し、前回の内容をさらに理解しておく。
【15】授業の総括と授業の理解度を確認するための演習を実施する。【担当：佐藤・高津】スライドを使用した講義・演習および質疑応答授業の復習（約60分）によって理解を深める。
【16】病院見学
臨床の現場を見学することにより目標に向かってのモチベーションを高めさせる。ただし、相手先の病院の都合により日程の変更あり。【引率：診療放射線学科教員】		病院見学
2班に分かれ香川大学医学部付属病院および徳島大学病院を見学し、後日期限までに報告書を提出する。		演習のための課題を予習（約60分）によって理解を深める。これまでの内容の復習（約60分）によって理解を深める。
評価方法
平常点・期末試験の結果などを総合的に評価する。（評価の割合は前半・後半の平常点各10%、期末試験各40%とする）。平常点には授業時間外学習の課題の評価も含まれる。
期末試験の結果が悪く、再試験になった学生には夏休み期間中に2週間程度の補講を行うこととする。この補講に出席しなかったり、出席率が悪い場合は再試を受ける資格を失う場合がある。
教科書
放射線医学総論　楢林勇・杉村和朗監修　2012年1月10日　第1版第1刷発行　金芳堂 ISBN 978-4-7653-1507-4
「教員作成スライド」
参考図書
診療放射線技術上巻,下巻　小塚隆弘・稲邑清也監修　南江堂
放射線安全管理学　日本放射線技術学会　監修　西谷源展、鈴木昇一　オーム社
備考
・佐藤担当：【１】から【７】【１５】，高津担当【８】から【１５】
・オフィスアワー：木曜日 16時30分から18時00分まで 佐藤研究室，月曜日 16時30分から18時00分まで 高津研究室
・【１６】病院見学については本年度は諸般の事情により座学とする。
・オフィスアワー：木曜日 16時30分から18時00分まで 佐藤研究室，月曜日 16時30分から18時00分まで 高津研究室
・遠隔授業用のGoogleClassroomのクラスキーは　zhuz3tv　なので，講義前にはログインしておくこと．
・授業時間外学習の学習時間は目安であり、各自調整すること。
・実務経験（佐藤）：昭和49年4月から平成21年3月まで徳島大学医学部附属病院　放射線部にて勤務
・実務経験（高津）：昭和62年4月から平成30年3月まで大阪赤十字病院　放射線診断科部にて勤務