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| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 10896 | 担当教員名 | 水谷 宏 | 単位 | 2単位 |
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| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 3年 |
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| 授業概要 |
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| ・放射線業務従事者にとって放射線の安全管理と放射線障害防止に関する知識は非常に重要である。同時に医療機器の使用や放射線使用施設の設置・運用にあたっての安全基準も重要である。本講義では安全に放射線を使用するにあたっての法的規制について説明する。具体的には医療法，医療法施行規則，診療放射線技師法，労働安全衛生法，電離放射線障害防止規則，人事院規則，医薬品医療機器等法等の関連法令，施行規則等について講義をする。 ・放射線は基本的に人体に害を与えるものであるが、放射線を安全に取扱い的確な管理を行うことによって、障害の発生を抑制することができる。この科目では放射線の防護、取扱い、管理の観点から放射線の有用性を最大限に発揮するための方法について説明する。 |
| 到達目標 |
| ・放射線管理・取扱いに関する関係法規の内容を理解し遵守できる知識を習得する。 ・放射線業務従事者及び一般公衆の放射線障害防止と放射線安全管理に関する関連法令について理解する。 ・放射線使用施設の法的管理基準を理解する。 ・放射線装置および放射線源の保守・管理基準を理解する。 �｜亮� 放射線を安全に管理することによって、放射線のもつ有用性が最大限に発揮できるということを理解する。 ��態度 放射線は放射線技師単独で専門職として取り扱うことよりも、多くの職種が関わる場合が多い。チーム医療の一員として放射線安全に関して積極的に参加する。 �５伺� 放射線を発生する物質や装置には様々形態がある。それぞれの状況に応じた取り扱いや管理測定をする。 �せ弭諭θ獣� 放射線を取り扱う者として、医療人としての高い倫理観に基づいた判断や行動をする。福島原発事故以来、放射線に対して否定的な感情を持つ人々も存在する現状である。放射線の本質を伝えることによって、多くの人々が安心して生活できるように社会的な貢献をする。 |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | ガイダンスと放射線関連の法律の全体的な概要 国際免除レベルの考え方 | 講義（スライド） | 教科書（放射線関係法規概説）P101〜 参考図書：放射線安全管理学P180〜 |
| 【2】 | 放射線取扱い及び障害防止に関する法体系 放射線障害防止法の概要 目的と定義 許可の申請 | 講義（スライド） | 教科書（放射線取扱の基礎）P387〜P398の熟読と理解 |
| 【3】 | 施設基準 施設検査 定期検査 適合基準 | 講義（スライド） | 教科書P399〜P408の熟読と理解 |
| 【4】 | 変更 許可証 行為基準 | 講義（スライド） | 教科書P409〜P422の熟読と理解 |
| 【5】 | 運搬 記帳の義務 放射線障害予防規程 | 講義（スライド） | 教科書P423〜P435の熟読と理解 |
| 【6】 | 測定 定期確認 教育訓練 健康診断 | 講義（スライド） | 教科書P436〜P448の熟読と理解 |
| 【7】 | 譲渡譲受 所持の制限 放射性同位元素装備機器 使用の廃止 | 講義（スライド） | 教科書P449〜P458の熟読と理解 |
| 【8】 | 事故届 危険時の措置 取扱の制限 放射能濃度の確認 合併等 立入検査 | 講義（スライド） | 教科書P459〜P465の熟読と理解 |
| 【9】 | 放射線関係法規とＩＣＲＰ勧告 | 講義（スライド） | 教科書（放射線関係法規概説）P104〜P114の熟読と理解 |
| 【10】 | 医療法・医療法施行規則（１） | 講義（スライド） | 教科書（放射線関係法規概説）P115〜P122の熟読と理解 |
| 【11】 | 医療法・医療法施行規則（２） | 講義（スライド） | 教科書（放射線関係法規概説）P123〜P135の熟読と理解 |
| 【12】 | 医療法・医療法施行規則（３） | 講義（スライド） | 教科書（放射線関係法規概説）P136〜P152の熟読と理解 |
| 【13】 | 医療法・医療法施行規則（４） | 講義（スライド） | 教科書（放射線関係法規概説）P152〜P169の熟読と理解 |
| 【14】 | 放射線防護関係法令の比較 | 講義（スライド） | 教科書（放射線関係法規概説）P189〜P209の熟読と理解 |
| 【15】 | まとめ（授業の要点再確認） | 講義 | |
| 評価方法 |
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| ・平常点(実力試験の結果を含む)や期末試験の結果などを総合的に評価する。（評価の割合は平常点50%、期末試験50%とする）筆記試験および授業態度・平常点等により総合的に判断する ・期末試験の結果が悪く、再試験になった場合は夏休みに特別に補講を行う。この補講の出席率が悪い場合は、夏休み後に行われる再試験の受験資格がなくなる場合がある。 |
| 教科書 |
| ・放射線関係法規概説−医療分野も含めて 川井恵一著 通商産業研究社 ・放射線取扱の基礎 7版 日本アイソトープ協会発行（2年前期で購入済） ・教員作成資料「教員作成スライド」 |
| 参考図書 |
| ・「放射線安全管理学」 監修：日本放射線技術学会， 共編：西谷源展・鈴木昇一 オーム社 ・放射線障害の防止に関する法令 概説と要点 改訂9版 日本アイソトープ協会 ・放射線関係法規概説 通商産業研究社（3年後期 医療法の教科書） |
| 備考 |
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| ・オフィスアワー：月曜日 16時25分から17時55分まで 水谷研究室 （この科目は、保田が担当を代行する） |