徳島文理大学

Webシラバスシステム

TOP 戻る
徳島文理大学短期大学部

【科目名】    プロジェクトラボB(Project Laboratory-experiments B)

科目番号11071担当教員名大島 隆幸単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次3年
授業概要
卒業研究を実施する上で必要となる生命科学の基礎知識を修得するため、関連論文を輪講する。さらに分子生物学・遺伝子工学・タンパク質科学の実験手法・技術を実習形式で修得する。また、卒業研究に関連したタイトルで資料を作成し、発表する技術を習得する。
到達目標
【知識(理解)】
細胞生物学の諸項目について理解し、説明することができる。
【態度(関心・意欲)】
生命科学に関して疑問に思ったことは、自ら調べることができる。
他の学生や教員と議論し、自分の考えを述べることができる。
【技能(表現)】
薬品のデータシートから薬品の危険性や取り扱い方法・保管方法を読み取ることができる。
化学薬品を安全に使用し、核酸やタンパク質を正しく取り扱うことができる。
遺伝子実験・タンパク質実験を行う際に、実験マニュアルの通りに実験することができる。
【思考・判断】
生命現象に対する現在の知識・理解に関して、未解決の問題や課題、より発展させる方策を見つけ出すことができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】輪読:専門論文
実習:動物の取り扱い・実験ベンチのセットアップ
論文の輪読と実験輪講用資料の準備(予習)2時間
実験内容の記録(実験ノートの作成)とまとめ(復習)30分
【2】輪読:専門論文
実習:RNAの抽出と逆転写反応
論文の輪読と実験輪講用資料の準備(予習)2時間
実験内容の記録(実験ノートの作成)とまとめ(復習)30分
【3】輪読:専門論文
実習:PCR法
論文の輪読と実験輪講用資料の準備(予習)2時間
実験内容の記録(実験ノートの作成)とまとめ(復習)30分
【4】輪読:専門論文
実習:TAクローニング
論文の輪読と実験輪講用資料の準備(予習)2時間
実験内容の記録(実験ノートの作成)とまとめ(復習)30分
【5】輪読:専門論文
実習:コロニー選別
論文の輪読と実験輪講用資料の準備(予習)2時間
実験内容の記録(実験ノートの作成)とまとめ(復習)30分
【6】輪読:専門論文
実習:発現ベクターへの遺伝子組み込み
論文の輪読と実験輪講用資料の準備(予習)2時間
実験内容の記録(実験ノートの作成)とまとめ(復習)30分
【7】輪読:専門論文
実習:タンパク質の発現誘導
論文の輪読と実験輪講用資料の準備(予習)2時間
実験内容の記録(実験ノートの作成)とまとめ(復習)30分
【8】輪読:専門論文
実習:SDS-PAGEの準備(ゲル作製、泳動バッファーの調整)
論文の輪読と実験輪講用資料の準備(予習)2時間
実験内容の記録(実験ノートの作成)とまとめ(復習)30分
【9】輪読:専門論文
実習:SDS-PAGE (1)タンパク質のCBB染色
論文の輪読と実験輪講用資料の準備(予習)2時間
実験内容の記録(実験ノートの作成)とまとめ(復習)30分
【10】輪読:専門論文
実習:SDS-PAGE (2)タンパク質の銀染色
論文の輪読と実験輪講用資料の準備(予習)2時間
実験内容の記録(実験ノートの作成)とまとめ(復習)30分
【11】輪読:専門論文
実習:組換えタンパク質の精製
論文の輪読と実験輪講用資料の準備(予習)2時間
実験内容の記録(実験ノートの作成)とまとめ(復習)30分
【12】輪読:専門論文
実習:ウエスタンブロッティング
論文の輪読と実験輪講用資料の準備(予習)2時間
実験内容の記録(実験ノートの作成)とまとめ(復習)30分
【13】輪読:専門論文
実習:抗体染色によるタンパク質の検出
論文の輪読と実験輪講用資料の準備(予習)2時間
実験内容の記録(実験ノートの作成)とまとめ(復習)30分
【14】輪読:専門論文
実習:間接蛍光抗体法による染色
論文の輪読と実験輪講用資料の準備(予習)2時間
実験内容の記録(実験ノートの作成)とまとめ(復習)30分
【15】これまでのまとめの発表発表会パワーポイントによる資料の作成(6時間)
評価方法
輪読の発表(30%)、プレゼンテーション(20%)と実験ノート(50%)で評価する。毎回、口頭で直接指導することでフィードバックとする。
教科書
教科書は特に指定しない
参考図書
ギルバート発生生物学 原著第10版 Scott F. Gilbert著、阿形清和・高橋淑子監訳(メディカル・サイエンス・インターナショナル)ISBN978-4-89592-805-2
Essential 細胞生物学 原書第4版 Bruce Alberts ら著(南江堂)ISBN978−4−524−26199−4
備考
各回の輪講と実験の内容は直接は関連していない。実験の反応時間を利用して輪講を行う。当日に読み終えなかった部分は宿題として各自で読んでおくこと。授業計画 1 項目につき 2 コマ行う(2コマ連続の科目)。
【オフィスアワー】 月曜日5講時以降
【科目ナンバー】 EBNX310S