徳島文理大学

Webシラバスシステム

 TOP 戻る
徳島文理大学短期大学部

【科目名】    疾患の分子生物学(Molecular Biology of Diseases)

科目番号11289担当教員名椿　正寛単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次5年
授業概要
近年、遺伝情報の解読により、生体の様々な現象（発生、分化、老化、がん、その他の疾患等）が分子レベルで解析されるようになってきた。この講義では、解明されている疾患の発症メカニズムを知り、メカニズム解明のために必要な技術の原理と応用、疾患の新規治療薬の創生のためのゲノム創薬について学ぶ。さらに、遺伝子治療や細胞治療、再生医療について、その技術の発展性と問題点を学ぶ。
到達目標
解明されている主な疾患の発症メカニズムを説明できる。（知識・理解）
遺伝子工学の最新技術について説明できる。（知識・理解）
分子標的薬、バイオ医薬品について説明できる。（知識・理解）
遺伝子治療や再生医療の原理、方法と手順、現状および倫理的な問題点を概説できる。（知識・理解・態度）
ゲノム情報を利用した創薬であるゲノム創薬の流れについて説明できる。（知識・理解）
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】疾患の分子生物学（1）単因子遺伝性疾患と多因子遺伝性疾患
C7(1)��3		一斉講義と質疑講義の復習とレポート課題の調査（180分）
【2】疾患の分子生物学（2）がんの発生機構
C6(7)��1,2、E2(7)��1−3、IC6��12、IC6��1		一斉講義と質疑講義の復習とレポート課題の調査（180分）
【3】疾患の分子生物学（3）がん（ドライバー遺伝子とオンコジェニックアディクション）
C6(7)��1,2、E2(7)��2、IC6��1−3、IC6��12		一斉講義と質疑講義の復習とレポート課題の調査（180分）
【4】遺伝子工学の最新技術、遺伝子機能の解析法を学ぶ。
C6(4)��1、IC6��1、IC6��5,8,9		一斉講義と質疑講義の復習とレポート課題の調査（180分）
【5】遺伝子工学の最新技術、遺伝子機能の解析法（遺伝子改変生物等）を学ぶ。
C6(4)��1,2、IC6��5,8〜11		一斉講義と質疑講義の復習とレポート課題の調査（180分）
【6】分子標的薬: 分子標的薬、特色、有用性、耐性を理解する。
E2(7)��3、E2(7)��1,2		一斉講義と質疑講義の復習とレポート課題の調査（180分）
【7】バイオ医薬品（組換え体医薬品）: バイオ医薬品の原理、特色、有用性を理解する。
E2(7)��3、E2(7)��1,2、E2(8)��1,2		一斉講義と質疑講義の復習とレポート課題の調査（180分）
【8】遺伝子治療: 遺伝子治療の原理、方法、現状、問題点を理解する。
E2(8)��1		一斉講義と質疑講義の復習とレポート課題の調査（180分）
【9】細胞治療・再生医療: iPS細胞、再生医療の原理、方法、現状、問題点を理解する。
E2(8)��1〜4		一斉講義と質疑講義の復習とレポート課題の調査（180分）
【10】バイオインフォマティクスとゲノム創薬：バイオインフォマティクスについて理解し、ゲノム情報の創薬への利用を学ぶ。
IC6��2、IC6��12,13		一斉講義と質疑講義の復習とレポート課題の調査（180分）
評価方法
レポート（90%）、授業への取組み（10%）により評価する。レポートに対する講評や解説等を、学生ポータルサイトの授業のお知らせ、グーグルクラスルーム、掲示板等でフィートバックする。
教科書
プリント資料配布
参考図書
医薬分子生物学（改訂第4版）、野島博、南江堂、2019年、ISBN-9784524403639
コンパス分子生物学―創薬・テーラーメイド医療に向けて―（改訂第2版）、
荒牧弘範ら編、南江堂、2021年、ISBN-9784524403752
バイオ医薬品と再生医療（臨床薬学テキストシリーズ）、乾賢一ら監修、中山書店、2016年、ISBN-9784521744490
Essential細胞生物学原書第5版、中村桂子ら監修、南江堂、2021年、ISBN-9784524226825
新臨床腫瘍学改定第6版、JSMO日本臨床腫瘍学会編、南山堂、2021年、ISBN-9784524237883
備考
【受講心得】
４年次までの生化学、分子生物学、薬理学、化学療法学、薬物治療学の内容をよく復習しておくこと。

【オフィス・アワー】
月曜日〜金曜日10:00-18:00、それ以外にも適宜、薬学研究棟5階薬物治療学講座

【備考】
科目ナンバー：ADPC412L

【DP配分】
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7
0.1 0.7 0 0.2 0 0 0
香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分（DP1〜7の合計が担当科目の単位数となる）