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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】治療薬学２（Therapeutic Pharmacy 2）

科目番号	11327	担当教員名	山田　麻紀	単位	1.5単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	後期	対象年次	2年

授業概要
消化器、呼吸器、腎泌尿器の構造と機能、これらの器官の代表疾患の病態生理、病理像およびその治療に用いられる薬物の作用、治療上の問題点について学ぶ。
到達目標
①知識（理解）消化器、呼吸器、腎泌尿器、の正常の構造、生理的機能を、またこれらの器官の代表疾患について、どのような変化が様々な症状や病理像につながるかを理解する。②態度（関心・意欲）　薬物治療の対象となる疾病の病態生理に関心を持つ。　③技能（表現）　患者の病態を、適宜、図やグラフを用いて分かりやすく説明できる。　④思考・判断　与えられた患者のデータに基づいて、その背景にある病態を読み取り、妥当な処方を組み立て、根拠に基づいた薬物治療を実践できる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	下痢・便秘と治療薬便秘・下痢について、治療薬の薬理、および病態・薬物治療を説明できる。E2(4)②7	講義と質疑	講義前はテキストを必ず読んでおくこと。復習はその日のうちに行うこと。
【2】	炎症性腸疾患・過敏性腸症候群と治療薬機能性消化管障害（過敏性腸症候群を含む）について、治療薬の薬理、および病態・薬物治療を説明できる。E2(4)②6	講義と質疑	講義前はテキストを必ず読んでおくこと。復習はその日のうちに行うこと。
【3】	嘔吐と治療薬悪心・嘔吐について、治療薬および関連薬物（催吐薬）の薬理、および病態・薬物治療を説明できる。E2(4)②8	講義と質疑	講義前はテキストを必ず読んでおくこと。復習はその日のうちに行うこと。
【4】	肝疾患と治療薬肝疾患（肝炎、肝硬変（ウイルス性を含む）、薬剤性肝障害）について、治療薬の薬理、および病態・薬物治療を説明できる。E2(4)②3	講義と質疑	講義前はテキストを必ず読んでおくこと。復習はその日のうちに行うこと。
【5】	胆道・膵臓系疾患と治療薬膵炎について、治療薬の薬理、および病態・薬物治療を説明できる。胆道疾患（胆石症、胆道炎）について、治療薬の薬理、および病態・薬物治療を説明できる。E2(4)②4,5	講義と質疑	講義前はテキストを必ず読んでおくこと。復習はその日のうちに行うこと。
【6】	痔と治療薬痔について、治療薬の薬理、および病態・薬物治療を説明できる。E2(4)②9	講義と質疑	講義前はテキストを必ず読んでおくこと。復習はその日のうちに行うこと。
【7】	呼吸器の基礎事項と疾患・治療薬概説　肺、気管支について概説できる。C7(1)⑧1；気管支喘息について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。E2(2)②3、E2(4)①1～4、E2(4)③1　呼吸器系の疾患について概説　教科書①P301-②P310	講義と質疑	講義前はテキストを必ず読んでおくこと。復習はその日のうちに行うこと。
【8】	心臓・血管（循環器系）の基礎事項（生理学・機能形態学）と疾患・治療薬概説;心臓・血管系について概説できる。C7(1)⑦1,2 細胞生物学・基礎薬理学の復習。細胞と受容体・交感神経/副交感神経による心臓や血圧の調節の仕組み	講義と質疑	講義前はテキストを必ず読んでおくこと。復習はその日のうちに行うこと。
【9】	心臓・血管（循環器系）の疾患・治療薬概説：不整脈およびその関連疾患の治療薬の薬理を説明できる。E2(3)①1　教科書①P185-②P26　心不全　急性および慢性心不全について、病態（病態生理、症状等）と治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）を説明できる。E2(3)①1,2　　教科書①P193-②P41	講義と質疑	講義前はテキストを必ず読んでおくこと。復習はその日のうちに行うこと。
【10】	虚血性心疾患（狭心症、心筋梗塞）と高血圧の病態（病態生理、症状等）と中心的な治療薬の薬理（薬理作用、機序）を説明できる。E2(3)①3,4　；教科書①P201-②P74；①P208-②P55	講義と質疑	講義前はテキストを必ず読んでおくこと。復習はその日のうちに行うこと。
【11】	腎臓の基礎事項と利尿薬　腎の構造と機能について概説できる　C7(1)⑩1；体液の調節機構について概説できる。C7(2)⑦1；尿の生成機構、尿量の調節機構について概説できる。C7(2)⑦2；利尿薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）および臨床適用を説明できる。　E2(3)③1；教科書①P213　②P68	講義と質疑	講義前はテキストを必ず読んでおくこと。復習はその日のうちに行うこと。
【12】	尿検査など、検査の目的と異常所見を説明できる；ネフローゼ症候群/糸球体腎炎　治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。E1(2)②1、E1(2)②2,3,5,6、E2(3)③3；教科書②P237	講義と質疑	講義前はテキストを必ず読んでおくこと。復習はその日のうちに行うこと。
【13】	急性および慢性腎不全/糖尿病性腎症/薬剤性腎障害について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。E2(3)③2～5；教科書②P251	講義と質疑	講義前はテキストを必ず読んでおくこと。復習はその日のうちに行うこと。
【14】	尿路系疾患の病理と治療　尿路を概説できるC7(1)⑩1、C7(1)⑪1尿路感染症、腎盂腎炎、尿路結石の治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。E2(3)③4,5、E2(7)③4；教科書②P277	講義と質疑	講義前はテキストを必ず読んでおくこと。復習はその日のうちに行うこと。
【15】	過活動膀胱および低活動膀胱,膀胱炎、前立腺肥大症の治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。E2(3)③4,5、E2(7)③4、E2(3)④1；教科書②P284	講義と質疑	講義前はテキストを必ず読んでおくこと。復習はその日のうちに行うこと。

評価方法
定期試験の成績で評価（100％）するが、授業態度を参考にする。
教科書
①薬学教育モデル･コアカリキュラム準拠16 薬理学, 金子周司(編集), 化学同人, ISBN978-4-7598-1266-4 (6200円 + 税) ②薬物治療学（改訂第4版以降）, 吉尾隆　他（編集）, 南山堂, ISBN-978-4-525-72052-0 ①は既に購入済みと考えている。②も治療薬学6迄使用するので入手し、自習用にこまめに参照してほしい。
参考図書
薬がみえる, メディックメディア, ISBN-978-4-89632-549-2 (3600円 + 税) 特徴）イラストが多く薬理学の知識を理解しやすい。　「病気が見える」も参照されたし。機能形態学（改訂第2版）, 櫻田忍・櫻田司（編集）, 南江堂, ISBN-978-4-524-40215-1 NEW薬理学(改訂第6版), 田中千賀子・加藤隆一(編集), 南山堂, ISBN-978-4-524-26088-1 カラー図解　薬理学の基本が分かる事典　西東社, ISBN　978-4791617951 (1750円+ 税）特徴）基礎的な用語をまず理解・暗記することで授業の理解が大きく進むと期待できる。薬理が苦手な人は基礎的な用語のイメージを、耳から聞いてすぐ浮かぶまで、しっかりつかんでほしい。

備考

【備考】　
担当　１～6：得丸、7：久保山、8～15：山田

【オフィス・アワー】
毎週　火～木の17時-19時（山田・久保山：7階薬理学講座、得丸：5階教授室）
急ぎの場合、これ以外の日時でも相談に応じる（長時間を要する時は、事前の予約が望ましい）

【DP配分】
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7
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