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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】基礎薬理学（Basic Pharmacology）

科目番号	11378	担当教員名	得丸　博史	単位	1単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	前期	対象年次	2年

授業概要
薬理学は、生体における薬物の作用点を知り、薬物治療に至るまでの作用機序を理解する学問です。薬理学を理解するには、①化学物質である薬の性質だけでなく、②身体のしくみについても分子レベルと細胞レベルで理解する必要があります。本講義では、自律神経系および体性神経系に作用する薬物の性質、作用点、作用機序について取り扱います。教科書とプリントを使って授業を進めます。配布プリントはポイントをわかりやすくまとめたものなので、復習や試験対策に活用してください。
到達目標
薬剤師として医薬品の適正な使用を指導できるようになるために、薬物・生理活性物質に関する基本的知識、生体との相互作用に関する基本的事項を修得し（知識）、その知識をわかりやすく説明できるようになる。具体的には、自律神経系・体性神経系の構造・機能を理解し、そこに作用する薬物の種類、特性、作用点、作用機序について分かりやすく説明できるようになる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	薬理学序論 ①薬理学の目的 ②薬物の体内動態　 ③薬物の主作用、副作用、毒性の関連　 E1(1)①6、E1(4)1,2　、E1(3)1,2	講義と質疑	配布プリント・テキストによる復習
【2】	薬物の投与量と薬理反応の関係 ①薬物の用量と作用の関係 ②アゴニストとアンタゴニストの違い　 E1(1)①1,2	講義と質疑	配布プリントによる復習テキストの熟読
【3】	薬物の作用点と作用機序 ①薬物の作用点（標的分子） ②薬物が作用するしくみ ③神経伝達物質の種類とはたらき ④受容体の分類 ⑤受容体が刺激あるいは遮断されたときの生理反応 ⑥細胞内情報伝達系　 C7(2)①1,2、E1(1)①3～5	講義と質疑	配布プリントによる復習テキストの熟読演習問題
【4】	薬物の作用点と作用機序 ①薬物の作用点（標的分子） ②薬物が作用するしくみ ③神経伝達物質の種類とはたらき ④受容体の分類 ⑤受容体が刺激あるいは遮断されたときの生理反応 ⑥細胞内情報伝達系　 C7(2)①1,2、E1(1)①3～5	講義と質疑	配布プリントによる復習テキストの熟読演習問題
【5】	薬物の作用点と作用機序 ①薬物の作用点（標的分子） ②薬物が作用するしくみ ③神経伝達物質の種類とはたらき ④受容体の分類 ⑤受容体が刺激あるいは遮断されたときの生理反応 ⑥細胞内情報伝達系　 C7(2)①1,2、E1(1)①3～5	講義と質疑	配布プリントによる復習テキストの熟読演習問題
【6】	自律神経系とその役割 ①自律神経系 ②神経系、感覚器を介したホメオスタシスの調節機構 ③心臓・血管系による血圧調節のしくみ ④自律神経系による平滑筋収縮の調節機構 C7(1)④2、C7(1)⑦1,2、C7(2)①2～4、C7(2)⑤1	講義と質疑	配布プリントによる復習テキストの熟読演習問題
【7】	交感神経系に作用する薬物 ①カテコールアミン ②直接型、間接型、混合型アドレナリン作動薬 ③アドレナリンα1受容体遮断薬 ④アドレナリンβ受容体遮断薬 ⑤ノルアドレナリン枯渇薬とノルアドレナリン遊離阻害薬 ⑥中枢性交感神経抑制薬 E2(1)①1	講義と質疑	配布プリントによる復習テキストの熟読演習問題
【8】	交感神経系に作用する薬物 ①カテコールアミン ②直接型、間接型、混合型アドレナリン作動薬 ③アドレナリンα1受容体遮断薬 ④アドレナリンβ受容体遮断薬 ⑤ノルアドレナリン枯渇薬とノルアドレナリン遊離阻害薬 ⑥中枢性交感神経抑制薬 E2(1)①1	講義と質疑	配布プリントによる復習テキストの熟読演習問題
【9】	副交感神経系に作用する薬物・自律神経節作用薬 ①直接型コリン作動薬 ②間接型コリン作動薬 ③副交感神経系遮断薬（抗コリン薬） ④自律神経節に作用する薬物 E2(1)①2,3	講義と質疑	配布プリントによる復習テキストの熟読演習問題
【10】	副交感神経系に作用する薬物・自律神経節作用薬 ①直接型コリン作動薬 ②間接型コリン作動薬 ③副交感神経系遮断薬（抗コリン薬） ④自律神経節に作用する薬物 E2(1)①2,3	講義と質疑	配布プリントによる復習テキストの熟読演習問題
【11】	知覚神経系に作用する薬物 ①神経細胞の興奮と伝導 ②シナプス伝達の調節機構 ③局所麻酔薬 C7(2)①1,4、E2(1)②1、E2(1)④1	講義と質疑	配布プリントによる復習テキストの熟読演習問題
【12】	運動神経作用薬 ①運動神経による筋収縮の調節機構　 ②運動神経系及び骨格筋に作用する薬物 E2(1)②2	講義と質疑	配布プリントによる復習テキストの熟読演習問題
【13】	末梢神経系に関する疾患 ①進行性筋ジストロフィー、ギラン・バレー症候群 ②重症筋無力症 E2(1)②4	講義と質疑	配布プリントによる復習テキストの熟読演習問題
【14】	演習問題による基礎薬理学の総復習	演習と質疑	演習問題

評価方法
定期試験（90%）および課題レポート（10%）により評価します。
教科書
薬理学、金子周司(編集)、化学同人、ISBN978-4-7598-1266-4（6200円 + 税）薬がみえる vol.1（第1版）メディックメディア、ISBN-978-4-89632-549-2（3600円 + 税）
参考図書
NEW薬理学（改訂第7版）田中千賀子/加藤隆一/成宮周（編集）南江堂ISBN-978-4-524-26175-8（本体8,800円＋税）

備考
【オフィス・アワー】　火～木の16時以降（5階教員室）　【DP配分】 DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 0 0.6 0 0.1 0.1 0.1 0.1 香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分（DP1～7の合計が担当科目の単位数となる）。