徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    現代社会の理解A

科目番号11602担当教員名大久保 徹也単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年
授業概要
これからの社会人として現代社会の成り立ちを理解しておくことは大切だ。この講義では3つのテーマを挙げる。
1)日本国憲法の基本構成をあらためて確認しよう。そのために大日本帝国憲法と日本国憲法を対比して後者の特色を整理しよう。
2)我々の日常生活に密接に関係する地方自治制度の特色を確認しよう。そのためには近代〜現代の地方自治制度整備の流れを一度整理しておくことが必要となる。
3)実は近代の文化財保護制度の確立は地方自治制度整備と深く関係している。今日の地方自治行政の一つの柱である文化・文化財行政の意味を理解するためにはこの関係も整理しておきたい。
到達目標
(知識)社会人として現代社会で活動するために必須の基礎知識を習得する。
(技能)法令を読み解く力
(態度)とくにこれからの地域社会の担い手、地方自治の将来像を構想することができるような社会人を目指す。
(思考)合理的思考能力の涵養
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】近代という時間幅・現代という時間幅 講義(予習事項)世界史年表に目を通す
(復習事項)世界史年表をもう一度見ておく
合計3時間程度
【2】世界史的な近代・現代 世界史の中の日本史講義(予習事項)日本史年表と世界史年表を対比しておく
(復習事項)講義内容の整理合計3時間程度
【3】前近代の「国」、近代の「国」「国民国家」とは何か講義(予習事項)「国民国家」という用語/概念をあらかじめ調べてみよう
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【4】大日本帝国憲法と日本国憲法(1)講義(予習事項)二つの憲法の章構成と各章構成条文数を比較しておく
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【5】大日本帝国憲法と日本国憲法(2)講義(予習事項)天皇に関する条文を比較して読んでおくこと
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【6】大日本帝国憲法と日本国憲法(3)講義(予習事項)国民(臣民)の権利義務に関する条文を読んでおくこと
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【7】大日本帝国憲法と日本国憲法(4)講義(予習事項)国会・内閣に関する条文を比較して読んでおくこと
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【8】地方自治制度を整備した時代(1)講義(予習事項)明治22年府県制・町村制
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【9】地方自治制度を整備した時代(2)講義(予習事項)
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【10】地方自治制度を整備した時代(3)講義(予習事項)
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【11】近代の文化財保護制度(1)講義(予習事項)陵墓制度、古社寺保存法、史蹟名勝天然紀念物保存法という用語を調べておく
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【12】近代の文化財保護制度(2) 外向きの文化財/内向きの文化財講義(予習事項)古社寺保存法、史蹟名勝天然紀念物保存法の条文を読んでおくこと
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【13】近代の文化財保護制度(3) 史蹟名勝天然紀念物保存法と地方自治制度講義(予習事項)「地方改良運動」という用語を調べておくこと
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【14】近代の文化財保護制度(4) 文化財保護法と地方自治制度講義(予習事項)戦後の制度改革を再確認しておくこと
(復習事項)講義ノートの再点検
合計3時間程度
【15】現代社会の理解 まとめ講義・点検(復習事項)講義ノートの再点検
期末試験準備 3時間+α
評価方法
期末筆記試験(100%)。
以下は当たり前のことだが特記しておきたい。毎回受講し、講義で話題にする諸問題について期間中を通じて考え、また必要に応じて各自関係事項を自主的に調べ理解を深めることが必要だ。ここで取り上げる事項はこれから社会人として生きていくために必要な常識であるからだ。このことをよくよく理解して受講してほしい。
教科書
なし
参考図書
なし
備考
本講義は文学部共通基礎科目の一つ。

科目No.4DIS327L
google classroomの科目コード

学則に沿って講義回数1/3以上の欠席で単位不認定となることあらためて注意!やむを得ず欠席の場合はできるだけ事前に、また事後速やかに(概ね次回講義以前)に申し出ること。事情を勘案してレポート提出を以て出席に代えるなどの措置をとることがある。
原則として月曜日午後在室。ただし調査指導などの理由により学外に出ることもあるので、質問等がある場合は事前にメールでアポをとることが奨める。    連絡先→tokubo@me.com
*前職において12年間、考古学研究・調査および文化財保護に携わってきたが、その職務として「講義」を担当したことはない。関連した研究報告・公開講座等の経験は多いが、これは「講義」とは性格を異にするものである。故に厳密には本科目に係る実務経験はないということになる。