徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    分析化学1(Analytical Chemistry 1)

科目番号11603担当教員名小原 一朗単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次24カリ1年
授業概要
分析化学は、薬学分野において重要な役割を果たしている。分析化学1では、物質の組成や性質を調べる方法を主に学ぶ。まず、分析化学とは、定性分析と定量分析の二つの大きな分野があることを理解する。定性分析では、化合物や官能基の有無を明らかにする方法を学ぶ。定量分析では、医薬品として扱う化学物質の量や濃度を測定する方法を学ぶ。日本薬局方は、薬品の品質や安全性を保証するための基準を定めた法令である。様々な試験法が記載されているので、その中から、比較的重要となるものを選択して学ぶ。
到達目標
本講義では、分析化学の基礎事項、器具の取扱い、定性および容量分析について学び、薬学において良く取り扱われる薬品分析法について具体的な例を複数扱い手法や量論的算出法を理解、および、説明できるようにする。(知識・理解) [DP5]
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】分析化学の基礎 分析法のバリデーションについて説明できる。講義教科書p.2-13を読む(30分) 復習:課題プリント(30分)
【2】酸・塩基平衡 酸・塩基平衡の概念について説明できる。講義と演習教科書p.15-32を読む(30分) 復習:課題プリント(30分)
【3】酸・塩基平衡2 緩衝作用や緩衝液について説明できる。など講義と演習教科書p.33-41を読む(30分) 復習:課題プリント(30分)
【4】酸・塩基平衡3 中和滴定(非水滴定を含む)の原理、操作法および応用例を説明できる。講義と演習教科書p.95-106を読む(30分) 復習:課題プリント(30分)
【5】錯体・キレート平衡 錯体・キレート生成平衡について説明できる。講義と演習教科書p.43-50を読む(30分) 復習:課題プリント(30分)
【6】錯体・キレート平衡2 キレート滴定の原理、操作法および応用例を説明できる。講義と演習教科書p.106-113を読む(30分) 復習:課題プリント(30分)
【7】沈殿平衡 沈殿平衡、沈殿滴定の原理、操作法および応用例について説明できる。講義と演習教科書p.51-58,113,120を読む(30分) 復習:課題プリント(30分)
【8】前半部まとめ演習復習:これまでの資料を確認する。
【9】酸化還元平衡 酸化還元平衡について説明できる。講義と演習教科書p.59-75を読む(30分) 復習:課題プリント(30分)
【10】酸化還元平衡2 酸化還元滴定の原理、操作法および応用例を説明できる。講義と演習教科書p.121-134を読む(30分) 復習:課題プリント(30分)
【11】無機イオンの定性試験 代表的な無機イオンの定性反応を説明できる。講義と演習教科書p.77-83を読む(30分) 復習:課題プリント(30分)
【12】無機イオンの定性試験2 代表的な無機イオンの定性反応を説明できる。講義と演習教科書p.77-83を読む(30分) 復習:課題プリント(30分)
【13】代表的な医薬品の確認試験 日本薬局方収載の代表的な医薬品の確認試験を列挙し、その内容を説明できる。講義と演習教科書p.86-89を読む(30分) 復習:課題プリント(30分)
【14】代表的な医薬品の純度試験 日本薬局方収載の代表的な純度試験を列挙し、その内容を説明できる。講義と演習教科書p.84-86を読む(30分) 復習:課題プリント(30分)
【15】日本薬局方収載の重量分析法の原理および操作法を説明できる。後半部まとめ講義と演習教科書p.91-95を読む(30分) 復習:課題プリント(30分)
評価方法
定期試験(100%)により評価する。定期試験の結果はグーグルクラスルームよりフィードバックする。ただし、レポート課題等で定期試験の一部を代わりに評価する場合がある。
教科書
薬学教育モデル・コアカリキュラム準拠2分析科学 第2版 萩中 淳編著 化学同人 ISBN978-4-759-81273-2
参考図書
分析化学 コアカリ対応 第3版 前田昌子・今井一洋 編著 丸善出版 ISBN978-4-621-08437-3
薬学分析化学の基礎と応用 第3版 片岡洋行・田和理市 編集 廣川書店 ISBN978-4-567-25621-6
第十七改正日本薬局方・解説書 一般試験法 廣川書店
備考
本科目に関連の強い項目
C-1, C-2, C-4

対応カリキュラム学修目標
C-2-1-1) C-2-2-1), 2), 3), 4) C-2-3-1), 2), 3)               

DP配分
DP1, DP2, DP3, DP4, DP5, DP6, DP7, DP8, DP9, DP10
0.0, 0.0, 0.0, 0.0, 1.5, 0.0, 0.0, 0.0, 0.0, 0.0
香川薬学部の10のディプロマポリシーへの寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1〜10の合計が担当科目の単位数となる)。

担当教員:小原一朗
オフィスアワー:水曜日、15時〜17時、それ以外適宜対応可。香川薬学研究棟2階PCルーム併設の居室
実務経験:なし
科目ナンバー:ADPA105L