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| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 11617 | 担当教員名 | 大久保 徹也 | 単位 | 2単位 |
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| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 3年 |
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| 授業概要 |
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| 各種の歴史遺産を社会に位置づけ、適切に活用しようとする取り組みが早くから模索されてきた。しかし活用の前提としてそれらの保全は、たとえば経済活動など種々の社会的活動との慎重な調整を必要とする。その指針として文化財保護法など歴史資産の保全と活用に関する法制度が整えられている。 本科目では多様な歴史資産のうち記念物（史跡・名勝・天然記念物）を例に、指定手続きと事後の管理・活用事業の流れを確認する。 なお日本におけるこうした制度のひとつの特徴は地方自治制度と密接に関係して組み立てられてきた部分が大きい点にある。少子高齢化の流れの中でまた産業構造の転換をうけて既存の地方自治制度が大きく揺らぎつつある今日、歴史遺産の保全と活用をめぐる諸制度もまた変容を迫られている。こうした点にも留意しつつ現状を示したい。 |
| 到達目標 |
| 知識：記念物の保全制度 指定・管理・活用事業の流れを理解する。 態度：参考となる指定記念物を実際に現地で観察して積極的に講義内容に関する理解を深める姿勢 技能：講義ノートの作成と書籍と信頼できる公的機関が提供するＨＰを適切に利用して情報を収集する能力 思考：論理的思考能力の涵養 |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | さまざまな歴史資産の中の記念物 その構成 | 講義 | 各自作成した講義ノートの内容点検 |
| 【2】 | 史跡・名勝・天然記念物とその種別 | 講義 | 各種記念物の代表例を確認しておくこと。 |
| 【3】 | 記念物保護の概要 指定制度（法指定と条例指定）と登録制度、その管理主体 | 講義 | 文化財保護法の関係条文をピックアップしてあらためて規定内容を確認する。 |
| 【4】 | 自然公園法と文化財保護法 連携と対立 | 講義 | 自然公園法の確認と国立公園指定数と事例確認 |
| 【5】 | 記念物保護事業計画の流れ その１ �＿礎揺床繊閉敢此κ鷙雹�業） �∋慊蠎蠡海� �９餮吠篏�メニュー | 講義 | 各自作成した講義ノートの内容点検 |
| 【6】 | 記念物保護事業計画の流れ その２ �Ｊ歛鹸浜�計画 策定の意義と流れ | 講義 | 各自作成した講義ノートの内容点検 |
| 【7】 | 記念物保護事業計画の流れ その３ �だ鞍�計画と整備事業 �サ�念物管理 | 講義 | 各自作成した講義ノートの内容点検 |
| 【8】 | 事例研究 指定記念物の実際その１ 史跡高松城と名勝披雲閣庭園（高松城内）特別史跡讃岐国分寺跡 | 講義 | 本回講義の前後（なるべく事前に、できれば事後にも再度）で各自 時間を確保し史跡高松城を実際に見学しておくこと。 |
| 【9】 | 事例研究 指定記念物の実際その２ 特別名勝栗林公園 名勝寒霞渓 | 講義 | 本回講義の前後（なるべく事前に、できれば事後にも再度）で各自 時間を確保し特別名勝栗林公園を実際に見学しておくこと。 |
| 【10】 | 事例研究 指定記念物の実際その３ 特別天然記念物 宝生院のシンパク 杉の大杉 | 講義 | 各自作成した講義ノートの内容点検 |
| 【11】 | 事例研究 記念物指定事業の展開過程 その１ 大野原古墳群の国指定事業 石清尾山古墳群の追加国指定と保存管理構想 | 講義 | 各自作成した講義ノートの内容点検 |
| 【12】 | 事例研究 記念物指定事業の展開過程 その２ 史跡・天然記念物屋島の場合 | 講義 | 本回講義の前後（なるべく事前に、）で各自 時間を確保し史跡・天然記念物屋島を実際に見学しておくこと。 |
| 【13】 | 歴史遺産保護事業における国と地方公共団体そして住民の役割 現状と課題 展望 | 講義 | 各自作成した講義ノートの内容点検 |
| 【14】 | 歴史資産保護事業における諸制度の並立と調整をめぐって ユネスコ世界文化遺産登録と古市古墳群・百舌鳥古墳群 | 講義 | 本回講義の事前に文化庁HP内の世界文化遺産に関する事項をおおよそ閲覧しておくこと |
| 【15】 | まとめ 記念物指定制度の現状と課題 | 講義 | 各自作成した講義ノートの内容点検 |
| 評価方法 |
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| 講義中適宜実施する小テストないし提出を求めるレポート（3〜4回程度最大30％）と期末試験（筆記（少なくとも70％） |
| 教科書 |
| なし |
| 参考図書 |
| 参考図書ではないが、文化庁ＨＰ内のコンテンツ 国指定文化財データベース、文化遺産オンラインは国指定文化財の現況（指定件数と書く指定文化財の概要）を簡単に確認するうえで有益だ。また文化庁ＨＰの文化財関係の諸コンテンツも大いに参考になる。本科目受講前・受講中また受講後にたびたび閲覧することを進める。 |
| 備考 |
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| 学則に沿って講義回数１／３以上の欠席で単位不認定となることあらためて注意！やむを得ず欠席の場合はできるだけ事前に、また事後速やかに（概ね次回講義以前）に申し出ること。事情を勘案してレポート提出を以て出席に代えるなどの措置をとることがある。 原則として月曜日午後在室。ただし調査指導などの理由により学外に出ることもあるので、質問等がある場合は事前にメールでアポをとることを奨める。連絡先→tokubo@me.com |