徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    哲学A (Philosophy A)

科目番号11663担当教員名立山 善康単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
2年次「医療倫理学」の基礎論として、生命倫理学を念頭に置きながら、倫理学一般の基礎知識・理解の習得を目標とする。とくに、ここ20年ほどの間にアメリカで提唱され、日本でも注目を集めている「ケア(ケアリング)の倫理」を学習して、医療はもとより、教育や福祉、法や社会政策といった一般社会の諸問題についての考えを深める。
到達目標
古来の代表的な倫理思想について理解するとともに、現代社会における倫理的諸問題についての考察を深める。倫理学的な諸問題という必ずしも答えの定まらない問題に関心を持つことによって、それらを賛否の両側面から考える思考・判断力を磨き、適切に言葉で表現できる態度を養う。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】倫理学とは何か。倫理学の語意・語源、その成り立ちについて理解する。講義と質疑教科書の第1章を読む。
【2】倫理学の根本問題。倫理学の根本問題は「よさ」と「正しさ」であることを理解する。講義と質疑教科書の第7章を読む。
【3】幸福とは何か。古代・近代の幸福論について理解する。講義と質疑教科書の第3章を読む。
【4】幸福とは何か。現代の幸福論について理解する。講義と質疑教科書の第4章を読む。
【5】正義とは何か。古代・近代の正義論について理解する。講義と質疑教科書の第5章を読む。
【6】正義とは何か。現代の正義論について理解する。講義と質疑教科書の第11章を読む。
【7】ケアの倫理とは何か。看護学、メイヤロフ、ギリガンのケア論について理解する。講義と質疑テキスト第6章を精読する
【8】ケアの倫理とは何か。ネル・ノディングズのケア論について理解する。講義と質疑テキスト第8章を精読する
【9】正義かケアか。正義論とケア倫理の理論的統合の可能性について考える。講義と質疑テキスト第9章を精読する
【10】正義かケアか。正義論とケア倫理の実践的統合の可能性について考える。講義と質疑教科書の第14章を読む。
【11】ケアと道徳教育。道徳教育にどのようにしてケアの視点を取り入れるかについて理解する。講義と質疑テキスト第2章を精読する
【12】高ケア社会の展望。人々のケアする能力の拡大を目指す社会を将来の理想像として展望する。講義と質疑テキスト第15章を精読する
【13】ケアと日本人。ケアの倫理がわたしたち日本人にとってなじみやすいものであることを理解する。講義と質疑教科書の第9章を読む。
【14】ケアと生命倫理。生命倫理の問題には、ケアの視点が重要であることを理解する。講義と質疑テキスト第12章を精読する
【15】正義論の新しい展開。修復的正義の理論が、正義とケアを両立させる一つの新しい流れであることを理解する。講義と質疑教科書の第10章を読む。
評価方法
定期試験(50%)、毎回配布する課題プリント(出席カードを兼ねる)(50%)により評価する。定期試験の結果(講評)は学生ポータルの「授業のお知らせ」にて公開する。
教科書
中野啓明・伊藤博美・立山善康編著『ケアリングの現在ー倫理・教育・看護・福祉の境界を越えて』 晃洋書房 2,700円
参考図書
講義内で随時紹介する。
『ケアリング:倫理と道徳の教育−女性の観点から』、ネル・ノディングズ、立山善康他訳、晃洋書房、1997年、ISBN4-7710-0948-1
備考
【オフィス・アワー】 前期は火・木16:30〜18:00。それ以外でも、講義・会議がなければ適宜。中央研究棟6階606研究室
【科目ナンバー】01HU101L
【DP配分】
 DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7
 0.6 0.8 0 0 0 0.4 0.2
香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1〜7の合計が担当科目の単位数となる)。