徳島文理大学

Webシラバスシステム

 TOP 戻る
徳島文理大学短期大学部

【科目名】    基礎助産学�機奮杵澄�

科目番号11671担当教員名鈴記　洋子単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次1年
授業概要
　助産師という専門職を理解するためには、歴史から学ぶ必要がある。そこで助産師という職業がどのような歴史的背景から生まれてきたのか。助産の歴史や助産の概念を明らかにするとともに、助産教育の変遷を学修し、日本と世界の助産教育の方法の違いや助産師に求められる能力（知識・技術・態度）などについても解説し、助産師として必要な倫理綱領や法的責任を通して助産師はどのようにあるべきかを理解できるようにしている。また、性や生殖、人権・ジェンダーという考え方を学び、助産師は誰を対象にするのか、助産師の役割や活動を理解できるようにしていく。そして助産師は今後どのようにあるべきかを考えるなかから助産師としての基盤であるアイデンティティの形成を図ることが出来るように解説する。
到達目標
知識（理解）
１．我が国の助産師の歴史、助産業務の範囲と法的責任が理解できる
２．産師教育の変遷が理解できる
３．助産師の倫理綱領を理解し、助産師の責務と役割が理解できる

態度(関心・意欲）
１．助産師として必要な倫理感性を身に着け、妊産婦さんに寄り添うことができる
２．助産師の責務と役割を果たすことができる

技能（表現）
１．なりたい助産師像を明らかにすることができる

思考・判断
１．助産師としてやるべきこと、してはいけないことの判断ができる
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】助産の概念・助産師の定義講義
一斉講義形式・ディスカッション		助産学講座１（助産学概論）第１章　助産師の業務範囲及び助産師業務要覧（基礎編）p2〜p12を事前学習し、助産師とは何をする人かディスカッションできるように準備しておく。(９０分）
【2】助産師の義務・法的責任講義
一斉講義形式・発表・ディスカッション		助産学講座１（助産学概論）第２章　助産師の事務や法的責任及び助産師業務要覧（基礎編）p82〜p93を事前学習し、法的責任について発表できるように準備しておく(９０分）
【3】性と生殖と人権・ジェンダー講義
一斉講義形式・ディスカッション		助産学講座１（助産学概論）第１章リプロダクティブヘルス・ライツについて事前学習をし、ジェンダーについてディスカッションできるように準備しておく(９０分）
【4】助産師の能力と倫理綱領（ICMと日本）講義
一斉講義形式・ディスカッション		助産学講座１（助産学概論）第４章助産師と倫理及び助産師業務要覧（基礎編）ｐ47〜p53、p58〜p66、助産師業務要覧（実践編）p72〜77を事前学習し、日本の助産師と世界が求める助産師の違い、助産師に求められる倫理的感応力についてディスカッションが出来るように準備しておく(９０分）
【5】海外の出産事情について　（増矢　幸子）講義
一斉講義・ディスカッション		日本以外の出産事情について助産学講座１（助産学概論）p147〜ｐ153を事前学習し、助産師は妊産婦にどのように関わっていくべきかについてディスカッションが出来るように準備しておく。事前にしてのDVDを視聴し、レポートを記載する（4月22日提出）（90分）
【6】母子保健の動向講義
一斉講義形式・ディスカッション		助産学講座１（助産学概論）第５章　母子保健の動向について自己学習しておく(９０分）
【7】お産の歴史講義
一斉講義形式・ディスカッション		事前に課題図書を読んで感想文を記載し、4月22日提出する。
助産学講座１（助産学概論）第６章助産の歴史と文化について事前学習をし、課題図書と合わせて助産師の活動についてディスカッションが出来るように準備しておく（１８０分）
【8】助産師教育の変遷講義
一斉講義形式・ディスカッション		助産学講座１（助産学概論）第７章日本と諸外国の教育及び助産師業務要覧（基礎編）p14〜p45を事前学習し、これからの日本の助産教育はどうかるべきか自分の考えをまとめ、ディスカッションできるようにしておく(９０分）
評価方法
＊受講態度（ディスカッションへの参加の程度・貢献度）１０％
＊レポート２０％
＊定期試験７０％
教科書
助産学講座１（助産学概論）：医学書院、助産業務要覧（基礎編）（実践編）：日本看護協会出版
参考図書
遊郭の産院から　昭和50年、昭和を生き抜いて　井上理津子著（河出文庫）
DVD（プルミエール）
備考
オフィスアワー　毎水曜日　16時30分〜18時
1977年〜1980年　旭川医科大学病院助産師
1980年〜2012年　徳島大学病院助産師・副看護師長・看護師長・副看護部長