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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】健康教育論

科目番号	11725	担当教員名	森脇　智秋	単位	1単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	前期	対象年次	1

授業概要
助産師は、性と生殖を中心としたあらゆるライフサイクルのステージで女性と家族を支援していかなければならない。その支援の方法として、個人を支援する相談技術や集団を支援する健康教育の理論の学習は必須である。この科目は、家族の在り方の多様性を認識し、性と生殖に関連した問題を抱える女性と家族の心理を理解した上で個別相談や健康教育が行えるように展開させている。
到達目標
妊娠・出産をめぐる問題に関わる家族の支援について学び、マタニティーサイクルにおける女性と家族の心理を理解する。相談技術や健康教育の基本理論を学び相談や健康教育を展開できる。 ①知識（理解）：マタニティーサイクルにおける女性と家族の一般的な心理状況について述べることができる。 ②態度（関心・意欲）：現在の社会現象や医療現場から家族と母親・父親を取り巻く社会問題や妊娠・出産をめぐる心理社会的な問題に関心を向ける。 ③技能（態度）：基本的な相談技術を獲得し、健康教育の企画・指導案を作成することができる。 ④思考・判断：マタニティーサイクルにおける女性や出生前診断や障害児を産むことの家族の心理を考えることができる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	家族とは　　父親・母親を取り巻く社会	講義・ディスカッション	助産学講座４基礎助産学「母子の心理・社会学」第3章を事前学習しておく。家族の在り方について映画やドラマ・漫画などの題材から集めて発表できるようにしておく。（60分）
【2】	妊娠・出産をめぐる問題　出生前診断　流産後・死産後の悲嘆の反応	講義・ディスカッション	助産学講座４基礎助産学「母子の心理・社会学」第１章を事前学習しておく。参考図書を読み、助産師の支援についてレポートを事前に提出する。（180分）
【3】	妊娠各期の心理	講義・ディスカッション	妊娠各期の生理を復習し、妊婦の気持ちを綴った資料を集める。（30分）
【4】	産婦・褥婦の心理	講義・ディスカッション	DVDや文献から、分娩・産褥期の心理について考察するので、提示する文献を読んでおく。（60分）
【5】	相談の技術の基本	講義・ディスカッション	助産学講座５基礎助産学「助産診断・技術学Ⅰ」第2章事前学習（30分）
【6】	相談の技術と実際　事例展開	ロールプレイ	場面設定し、相談のロールプレイを行なうので、相談の基本姿勢を復習しておく。（30分）
【7】	健康教育の基本	講義	助産学講座５基礎助産学「助産診断・技術学Ⅰ」第４章を事前学習しておく。（30分）
【8】	健康教育の展開	グループワーク	学級運営の企画書を作成していくので、助産学講座５基礎助産学「助産診断・技術学Ⅰ」第４章の健康教育の展開を復習しておく。（30分）

評価方法
レポート70％　健康教育の企画書・指導案20％　ロールプレイの評価5％　グループワークやディスカッションの参加度5％で総合的に評価する。
教科書
助産学講座４基礎助産学「母子の心理・社会学」　助産学講座６助産診断・技術学Ⅱ[１]妊娠期　助産学講座６助産診断・技術学Ⅱ[２]分娩・産褥期
参考図書
「大切な命を産みはぐくむために　医療従事者向け」　財団法人日本ダウン症協会　「障害を持つ子どもを産むということ」中央法規　「誕生死」三省堂　「ともに生きる」中央法規　「求児の人々」ロハスメディカル叢書

備考
グループワークやディスカッションを積極的に行いましょう。オフィスアワー(森脇智秋)：毎週水曜日、16：30～18：00 　森脇智秋：　昭和60年～平成11年　県立病院　助産師　平成11～平成20年　県立看護専門学校　保健助産学科