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| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 11794 | 担当教員名 | 大久保 徹也 | 単位 | 2単位 |
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| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 3年〜 |
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| 授業概要 |
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| 各種の歴史遺産を社会に位置づけ、適切に活用しようとする取り組みが早くから模索されてきた。しかし活用の前提としてそれらの保全は、たとえば経済活動など種々の社会的活動との慎重な調整を必要とする。その指針として文化財保護法など歴史資産の保全と活用に関する法制度が整えられている。 本科目では多様な歴史資産のうち記念物（史跡・名勝・天然記念物）を例に、指定手続きと事後の管理・活用事業の流れを確認する。 なお日本におけるこうした制度のひとつの特徴は地方自治制度と密接に関係して組み立てられてきた部分が大きい点にある。少子高齢化の流れの中でまた産業構造の転換をうけて既存の地方自治制度が大きく揺らぎつつある今日、歴史遺産の保全と活用をめぐる諸制度もまた変容を迫られている。こうした点にも留意しつつ現状を示したい。 |
| 到達目標 |
| 知識：記念物の保全制度 指定・管理・活用事業の流れを理解する。 態度：参考となる指定記念物を実際に現地で観察して積極的に講義内容に関する理解を深める姿勢 技能：講義ノートの作成と書籍と信頼できる公的機関が提供するＨＰを適切に利用して情報を収集する能力 思考：論理的思考能力の涵養 |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | さまざまな歴史資産の中の記念物 その構成 | 講義（一斉講義形式） | 復習（講義ノート点検補筆）通算2〜3時間程度 |
| 【2】 | 史跡・名勝・天然記念物とその種別 | 講義（一斉講義形式） | 復習（講義ノート点検補筆） 当日と翌日で３時間程度 |
| 【3】 | 記念物保護の概要 指定制度（法指定と条例指定）と登録制度、その管理主体 | 講義（一斉講義形式） | 復習（講義ノート点検補筆） 当日と翌日で３時間程度 |
| 【4】 | 自然公園法と文化財保護法 連携と対立 | 講義（一斉講義形式） | 復習（講義ノート点検補筆） 当日と翌日で３時間程度 |
| 【5】 | 記念物保護事業計画の流れ その１ �＿礎揺床繊閉敢此κ鷙雹�業） �∋慊蠎蠡海� �９餮吠篏�メニュー | 講義（一斉講義形式） | 復習（講義ノート点検補筆） 当日と翌日で３時間程度 |
| 【6】 | 記念物保護事業計画の流れ その２ �Ｊ歛鹸浜�計画 策定の意義と流れ | 講義（一斉講義形式） | 復習（講義ノート点検補筆） 当日と翌日で３時間程度 |
| 【7】 | 記念物保護事業計画の流れ その３ �だ鞍�計画と整備事業 �サ�念物管理 | 講義（一斉講義形式） | 復習（講義ノート点検補筆） 当日と翌日で３時間程度 |
| 【8】 | 事例研究 指定記念物の実際その１ 史跡高松城と名勝披雲閣庭園（高松城内）特別史跡讃岐国分寺跡 | 講義（一斉講義形式） | 復習（講義ノート点検補筆） 当日と翌日で３時間程度 |
| 【9】 | 事例研究 指定記念物の実際その２ 特別名勝栗林公園 名勝寒霞渓 | 講義（一斉講義形式） | 復習（講義ノート点検補筆） 当日と翌日で３時間程度 |
| 【10】 | 事例研究 指定記念物の実際その３ 特別天然記念物 宝生院のシンパク 杉の大杉 | 講義（一斉講義形式） | 復習（講義ノート点検補筆） 当日と翌日で３時間程度 |
| 【11】 | 事例研究 記念物指定事業の展開過程 その１ 大野原古墳群の国指定事業 石清尾山古墳群の追加国指定と保存管理構想 | 講義（一斉講義形式） | 復習（講義ノート点検補筆） 当日と翌日で３時間程度 |
| 【12】 | 事例研究 記念物指定事業の展開過程 その２ 史跡・天然記念物屋島の場合 | 講義（一斉講義形式） | 復習（講義ノート点検補筆） 当日と翌日で３時間程度 |
| 【13】 | 歴史遺産保護事業における国と地方公共団体そして住民の役割 現状と課題 展望 | 講義（一斉講義形式） | 復習（講義ノート点検補筆） 当日と翌日で３時間程度 |
| 【14】 | 歴史資産保護事業における諸制度の並立と調整をめぐって ユネスコ世界文化遺産登録と古市古墳群・百舌鳥古墳群 期末試験出題方針 | 講義（一斉講義形式） | 復習（講義ノート点検補筆） 当日と翌日で３時間程度＋期末試験準備 |
| 【15】 | まとめ 記念物指定制度の現状と課題 | 講義（一斉講義形式） | 復習（講義ノート点検補筆） 当日と翌日で３時間程度＋期末試験準備 |
| 評価方法 |
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| 講義中適宜実施する小テストないし提出を求めるレポート（3〜4回程度最大30％）と期末試験（筆記（少なくとも70％） |
| 教科書 |
| なし |
| 参考図書 |
| ＊参考図書に代えて、文化財保護法（最新版）は各講義時間ともに必携。 文化庁HPなどから各自、文化財保護法全文をダウンロードして用意しておくこと ＊また参考図書ではないが、文化庁ＨＰ内のコンテンツ 国指定文化財データベース、文化遺産オンラインは国指定文化財の現況（指定件数と書く指定文化財の概要）を簡単に確認するうえで有益だ。また文化庁ＨＰの文化財関係の諸コンテンツも大いに参考になる。本科目受講前・受講中また受講後にたびたび閲覧することを進める。 |
| 備考 |
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| 学則に沿って講義回数１／３以上の欠席で単位不認定となることあらためて注意！やむを得ず欠席の場合はできるだけ事前に、また事後速やかに（概ね次回講義以前）に申し出ること。事情を勘案してレポート提出を以て出席に代えるなどの措置をとることがある。 原則として月曜日午後在室。ただし調査指導などの理由により学外に出ることもあるので、質問等がある場合は事前にメールでアポをとることを奨める。連絡先→tokubo@me.com ＊前職において12年間、考古学研究・調査および文化財保護に携わってきたが、その職務として「講義」を担当したことはない。関連した研究報告・公開講座等あるいは保護施策の協議などの経験は多いが、これは「講義」とは全く性格を異にするものである。故に厳密には本科目に係る実務経験はないということになる。 科目No.4DIS322L googleclassroomコード： |