徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    生理学実習 (Physiology Practicum)

科目番号11847担当教員名池原 敏孝単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次2年
授業概要
授業概要:人体生理学、器官生理学、細胞生理学、神経および感覚生理学の範囲にわたって、11の実習項目を挙げている。実習は概ね12人・5グループに分かれ、授業計画に示している各実習項目の学習を進めていくが、実習項目のローテンションを行うため、下記の順序は、グループごとに異なる。人体、神経および感覚生理学実習では、相互に被験者および験者として、また一部病院での検査(心電図、肺容量、血圧等)を想定した実習を行う。器官生理学実習では動物臓器を用い器官(心臓)としての生理学を学び、細胞生理学実習では、動物の血液細胞とその生理学的反応および体液組成について実習する。
到達目標
生理学講義で学習した人体に関する知識や理論について、生体の生理機能を測定することによって、個体の生命活動の基礎である生体反応や応答、及びそれらのメカニズムと機能的統合性を理解出来、健康と障害いついて深く理解できる。実習においては、将来の病院での業務を想定し、予習により強い関心と意欲を持って各項目に取り組み出来るようになる。また被験者を思いやる思考や判断を身につけることが出来るようになる。また、実習で得られたデータの解析と考察を通して、「根拠に基づく理学療法の思考」にも通じる実験科学における考え方を理解出来るようになる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】はじめに(平成29年度生理学実習書に基づいて、授業紹介を行う。また、レポート、実習中の安全性、真剣な態度等の注意事項の確認をおこなう。講義、実習書配布各自このシラバスを読み、実習項目の概略を世数してくること(30分)。
【2】筋電図:種々の条件下、表面電極により筋電図を記録し、骨格筋の神経支配のしくみを追及する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める。筋電図や骨格筋の神経支配について予習をする、また等張性運動、等尺性運動とは何かを調べる(30分)。今日行った実習のまとめ、反省および、レポートの作成を行う(1時間)。
【3】随意運動の反応時間 光や音刺激に対する反応時間を測定し、神経インパルスの伝導速度、脳における反応時間、骨格筋の収縮時間について考察する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める。実習書をよく読んで、その手順、神経インパルスの伝導速度、脳における反応時間、骨格筋の収縮時間について予習をしておく(40分)。今日行った実習のまとめ、反省および、レポートの作成を行う(1時間)。
【4】皮膚感覚 身体の皮膚表面には、触覚、圧覚を感知する触―圧点、痛みを感知する痛点がある。これらの分布の部位による差、刺激閾値の違い、個人差さらにこれらに影響を及ぼす各種条件などを検討する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める。皮膚の触。圧受容器にはどのようなものがあるのか、予習しておく(30分)。今日行った実習のまとめ、反省および、レポートの作成を行う(1時間)。
【5】視覚:明暗順応(dark adaptation)、盲班、および対光反射の3項目について習得する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める。明暗順応、盲班、対光反射とは何か。実習書を読み、また参考書等で予習をしておく(30分)。今日行った実習のまとめ、反省および、レポートの作成を行う(1時間)。
【6】味覚:舌における、塩味、甘味、酸味、苦味、旨味の5種類について味覚閾値を調べる実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める味覚の種類や測定方法について実習書などで予習をしておく(30分)。今日行った実習のまとめ、反省および、レポートの作成を行う(1時間)。
【7】心電図:心電図を6誘導で記録し、心臓における活動電位の伝わり方を理解する。運動を行うことにより、その波形への影響を測定・検討する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める心電図の測定方法、波形の変化や心電図から発見出来る疾患等について実習書などで予習をしておく(30分)。今日行った実習のまとめ、反省および、レポートの作成を行う(1時間)。
【8】血圧他:間接法による血圧測定を習得し、血圧測定についての意義について考える。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める血圧の測定方法、血圧が変動する要因などについて予習を行う(30分)。今日行った実習のまとめ、反省および、レポートの作成を行う(1時間)。
【9】前半のまとめ: 前半5項目について確認のテストを行う。確認テスト(実習を真剣に行っていれば回答可能な問題について)前半5項目(1−5)について簡単なテストを行うので勉強しておく(1時間)。
【10】呼吸機能:スパイロメーターを用いて呼吸機能の測定を用い、肺気量分画の測定および肺機能検査の基本を理解する。また各自の止息時間、呼吸数を計測する、実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める呼吸機能の測定方法、排気量の各分画の意義について予習をしておく(30分)。今日行った実習のまとめ、反省および、レポートの作成を行う(1時間)。
【11】半透膜を用いて膜の半透聖を理解する。蔗糖溶液を入れた半透膜の袋を水に浸し、その時間経過変化より、浸透現象を測定・観察する。 実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める半透膜とは何か、浸透現象とはなにか。ヒト体内ではどの部位で生じているのかを予習しておく(30分)。今日行った実習のまとめ、反省および、レポートの作成を行う(1時間)。
【12】カエル心臓機能:生きたカエルを使って、心臓機能と無機イオン濃度、神経伝達物質の関係、心臓の期外収縮、All or none rawおよび刺激伝導系について学ぶ。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める実習の手法・手順について十分実習書を読んで予習し、内容を把握しておくこと(30分)。今日行った実習のまとめ、反省および、レポートの作成を行う(1時間)。
【13】赤血球の浸透圧抵抗性、血球成分の測定:光学的測定方法を用いて、いろいろな浸透圧濃度での赤血球の容積変化、および溶血現象を応用して、物質の膜透過について調べる実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める。実習項目について十分実習書を読んで理解し、その手順をよくはあくしておく(30分)。今日行った実習のまとめ、反省および、レポートの作成を行う(1時間)。
【14】前半のまとめ: 後半6項目について確認のテストを行う。確認テスト(実習を真剣に行っていれば回答可能な問題について)前半5項目(6−11)について簡単なテストを行うので勉強しておく(1時間)。
【15】発表(討論を含む):各班は実習項目を前半および後半の実習から各1題づつ選択し、目的、実験方法、結果、考察の流れで、発表を行う。実習内容の発表自分の属する班が担当する実習項目について簡潔にまとめ、制限時間内に発表できるように準備してくる。また質問にも答えることが出来るように多方面の知識を学習しておく(1時間)
評価方法
実習(発表を含む)態度(20%)、テスト(30%)、レポート(50%)等を総合的に評価する
教科書
生理学実習書
参考図書
生理学実習NAVI(医歯薬出版)、生理学実習ノート(南江堂)、人体生理学の基礎(医学出版社)
備考
理学療法学科平島講師、日岡助教が補助
オフイスアワーは、毎月曜日4時限目(14:40〜16:10)
実務経験なし